生きた英語:不動産契約書用語

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私事でスミマセンが、私の「ビジネス」は、
主人の仕事(商業不動産)の手伝いで、
私の Job Description(職業内容)の一つに、
主人経営のセンター内のテナントさんとの
契約書のTemplate(雛形)作りというのがありますが、
その作業をするなで、普段の会話では耳にしない
法律用語がいくつか目に付いたので、
この場を借りて紹介させていただきます。

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Lessor/Landlord と Lessee/Tenant

前者が大家さんで後者が借用者・テナントのことです

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“As Is”

家屋や商業スペースのレンタル契約の場合、
「修理・改良などをせず、不良箇所等がそのままの状態」
を承諾する、という意味

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Base Rent

基本賃料
例: $15/sq.ft. (=1平方フィートにつき15ドル)
といった表示がされます。 *注

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CAM (Common Area Maintenance)

Additional Rent とも云われる賃料で、
たいていの場合、基本賃料とは別に設けられるレントで、
水道代・駐車場の整備、外部の電気代その他のコストが、
センター全体に対する貸ユニット面積%で計算されます。

例: 15000平方フィートのプラザ内の
1500平方フィートの貸ユニットの場合は10% *注


*注: フロリダ州では、上記の Base Rent と CAM の合計額に
消費税が加算されます。 商業物件賃貸の場合は、
郡によって%が違いますが(ピネラス郡は7%)、
住宅賃貸の場合は、どの郡でも6%のようです。

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Quiet Enjoyment

硬く云えば「平穏享受約款」ですが、要するに、
他のテナントさんに迷惑をかけない、という要項。
例えば、外までガンガン鳴り響く音楽をかけたりせず、
鼻をつまにたくなるほどの異臭を外に漏らさない、
などといった気配りです。

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Premises

一般的に「賃貸物件」を指しますが、
契約書の中で P が大文字で記されている場合は
特定契約物件を意味し、
物件が一つでも複数で記されます。

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Assignment (of Lease)

賃貸権の譲渡

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Sublet (Sub-Lease)

賃貸物件の全部または一部のまた貸し。
Assignment も Sublet も、大家さんの事前承諾を得ることが
義務づけられている場合がほとんどです。

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Additional Named Insured

テナントに義務付けられる賃貸物件保険 

(1. General Liability 普通賠償保険


2. Property Damage 損害賠償、3. Bodily Injury 身体障害賠償)
のCertificate of Insurance (被保険者証)の注釈欄に
大家さんを Additional Named Insured (追加指名被保険者)
として記述すること。


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Herein

一般的には「ここに、この中に」という意味ですが、
商業不動産契約書内で使われる場合は、
その特定契約書内の物や事項を示します。
例: This Lease herein 当契約書

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商業不動産だけではなく、
契約書類は全て、出来たらプロの弁護士、
それが無理なら、その方面に詳しい知人に目を通してもらって、
契約内容を把握し、「落とし穴」等が無い事を
確認することをお勧めします。

担当: フィカラかこ




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