ここ亜熱帯地タンパ地域にも寒波が次々と到来し、
寒さに慣れていない我々は、
クロゼットの奥のほうから普段は着ない冬物を探し出したりしています。
そこに住む友達夫妻の結婚式に参加するので
2001年秋に同市に飛んだのですが、
9月1日に披露宴をあげる二人は
自分達の結婚記念日が911になる、と、ジョークっていたのが、
彼らの挙式から10日後、
二人のハネムーンの途中に起きたテロ事件で事情が豹変しました。
それ以来、
9.11 とはあの日のテロ事件の別名となりましたが、
3.11 も我々にとっては、
7年前のあの日の別名となりました。
7年という年月が経った今、
黒く濁った津波に流されていく家屋や車や、
水面を舐めるようにして広がる火の波や、
メルトダウンでガス爆発した福島原子力発電所の原子炉の中継ニュースを、
信じ難い思いのままTVにかぶりついて観ていたのが、
随分昔の事のように感じられます。
何事も「喉元過ぎれば熱さ忘れる」になりがちなのが
サガかもしれませんが、
3.11 の大地震・津波・原発爆破という
トリプル大惨事に巻き込まれた地域の被害者の多くは、
7年経った今も、数々の難事に溺れそうになりつつも、
精一杯の暮らしを続けておられるのが現状です。
そんな中、3.11で飼い主が亡くなったり、
飼い主が他所に移る際に置いてけぼりにされたペット達の救済に
日々尽力しておられる一般社団法人「動物救護隊にゃんだガード」さんを、
今月号の特集記事でご紹介いたします。
I Love Japan Craft と名乗る
タンパ地域ボランティアから成る支援グループは、
これからも細く長く支援活動を続けていく所存です。
今後もどうぞよろしく!
フィカラかこ 記
追記: 昨年秋、母が天に召された数日後、
神戸で姪がお互いの慰安の目的で連れていってくれたカラオケで
彼女が選んで歌った TAKA(森内たかひろ)さん
作詞・作曲・演奏の Be The Light は、
震災支援のテーマソングのように思えます。
https://www.youtube.com/watch?v=OPzgl2C7cZY