今年の四月号で、なんと15年目を迎えたキーライム通信。五月号の編集長のり子さんの挨拶記事を皮切りに、編集部それぞれの「十五年回顧談」を記させていただいておりますので、まだ新米5年目の私も、私なりの回顧談を少々^^

私が編集部に加わったいきさつをよく聞かれるのですが(笑)、思い起こせば、タンパに引っ越してきた5年前、楽しく通っていた陶芸教室にて、編集長・のりこさんに出会ったのが始まりでした。その際キーライム通信のお話を詳しく聞かせていただいた時点では、ウェブサイトをずっと作りたいと思っているのだけどなかなか着手にまで至っていないという状態でありました。
実際、私がタンパエリアに引っ越してくる前にネットで相当の時間を費やし情報収集を行ったのだけど、オリエンタル食料品店の情報ぐらいでそれ以外あまりはっきりした情報もなく、日本人が在住しているのかどうかも定かではありませんでした。ですが、「KOTOBUKI」という日本の食料品店に行くと、運がよければキーライム通信がある!ということはわかっていたので、KOTOBUKIに出向き、キーライム通信を催促した記憶があります(笑)
こうして陶芸教室でのりこさんと色々お話をしているうちに、のりこさんのお人柄や何年も地道にボランティアで続けてらっしゃる編集部の皆さんのその姿勢に感銘を受け、私でよければお手伝いしますよということになり、編集会議に参加させていただいたのがきっかけです^^ はじめは独自ドメインもないブログ形式で始めたキーライムニュースレーターズウェブ版でしたが、「サイトを見ました」と連絡をくれ、イベント等に新しく参加してくださった人たちもおりました。その後、日本の友人のウェブデザイナー岡田氏の手助けを受け、Keylimenewsletters.com というキーライムのドメインが生まれ、現在に至っています。
初めて編集会議に参加した時の記憶・・・「編集部の皆さんは、なんてエネルギーがあって明るくて楽しいんだろうっ!」 これにつきます! とにかく、知れば知るほど、皆さん博学で頼もしくて優しくて、公平なのです。私が言うのもなんですが、ボランティアで15年、なかなかできません。実際の会議はと申しますと、とにかく美味しい食事をいただきながら、編集長ののりこさんの進行のもと会話がどんどん盛り上がり、脱線し、元に戻り、そしてまた脱線し(笑) と、話は尽きません。当時私の主人は長期出張が多かったのですが、編集部員の皆のおかげで寂しい思いをすることもなく、毎日明るく過ごせました。たくさんの素敵な在住日本人の方たちに出会い、皆さんに助けていただき、こうして今も楽しくここタンパベイエリアで生活することが可能となっています。本当に、感謝の気持ちで一杯なのです。だから、ウェブサイトができ、ここタンパエリアへ引っ越してくる方たちの役に少しでも立てているのなら、すごく嬉しいです。Pay It Forward! これを私はのりこさんや皆さんから学びました。
2011年3月11日に東北地方を襲った大地震・大津波・放射能汚染の勃発により、キーライム通信共々、タンパ在住の日本人コミュニティが一致団結し、数多くの義援金収集という支援を行うに至っています。これを期に、さらに多くの人たちに出会うこともでき、日本への愛国心を知り感銘を受けました。実際私自身は、あまり手助けができていなくて心苦しいときも多々あるのですが、タンパべイ在住日本人の女性陣のパワーで、素敵なアクセサリーの作成販売が行われ、義援金となって日本へ届いています。
I Love Japan Craft http://ilovejapancraft.com
とにもかくにも、今後ともキーライム通信を何卒よろしくお願い致します。
記事担当:キルゴ亜矢