日本を想う

 3月11日午後2時46分に、三陸沖を震源として起き、国内観測史上最大のマグニチュード9.0を記録した東北地方太平洋沖地震 ── 身も凍るほど恐ろしい地震や津波の映像が繰り返し報道される中、日本が、そして世界が震撼しました。

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 必死の救出・捜索活動が行われる悲観の中、それでも「立て直そう、戦後だって、日本はそうやってここまでやってきた」という確固としたパワーが、多くの人たちの気持ちを奮い立たせました。

 想像を絶する苦境の中での再建へ立ち向かう強い意志、そんな中、福島の原発事故が発生。これを書いている3月19日現在、カリフォルニア州で放射性物質のガスであるキセノン133を検出したと発表されましたが、現時点では日本や他の場所でも人間の健康被害に対する懸念はないとのことです。 一部のドラッグストアで甲状腺への放射性ヨウ素による害を防ぐとされるヨウ化カリウムが売り切れる事態も生まれていますが、アレルギー体質を持つ人間に副作用が起きる恐れもあるとしてヨウ化カリウムの服用を避けるよう警告しています。

 「今、何ができるのか?」 —– たくさんの人が、ここタンパでも、自分が今できることをやっています。被災地の、そして日本のために、少しでも役立てることができればと義援金を募っています。
キーライム通信でも、各地に募金箱を設置させていただいたり、ヤードセールを行って義援金を募ったり、チャリティーコンサートを開催して下さる方達の力になろうとアクションを起こしています。皆さんのご協力、心より感謝いたします。

 遠く離れたアメリカから、ご家族の安否を、胸が張り裂ける思いで見守っている方がたくさんいらっしゃいます。 一日も早く、その不安を取り除くことができる日が来るよう心より願うと共に、これからも出来ることを行ってていきたいと、真摯に思っています。

キルゴ亜矢 記

 

 

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