2026年3月号 特集 電磁波と健康被害の関係は?

電磁波と健康被害の関係は?

最近仕事柄、
電磁波について詳しくなってきたという話をしていたら、
皆さんが、わりと生活に散在している
電波・電磁波の健康被害に
確信を持てずにいることが判明したので、
書いてみようと思いました。

ちょっと掘り下げて考えてみると、
なかなか面白いのです。

あくまでも、
現時点での世界的な科学的評価の根拠に基づいての見解です。
(参照:世界保健機関、国際非電離放射線防護委員会、スウェーデン放射線安全局)

* * * * * *

電磁波や電波(電磁波の周波数が弱いもの)というのは、
日常空間から宇宙まで、無限に存在します。

太陽光(可視光線)、赤外線、
紫外線、放射線、すべて電磁波です。


また、スマートフォン、ラジオ、テレビ、
掃除機、コンセント、電車、車などからも電波が常に出ています。

Q1:自宅の裏に、大きい送電線が走っているので
電磁波が心配です。

電磁界でいう送電線は「超低周波(ELF)」と呼ばれるもので、
これは非電離放射線で細胞のDNAを壊すような作用はありません。

電柱の下や近くでの磁界は、
電子レンジ・ドライヤー・コンセントなどの
生活家電の近くより低いことが多いとされています。

距離が少し離れるだけで急激に弱くなるため、
住宅地で健康リスクのあるレベルになることはありません

わたしは
「紫外線のほうがよっぽど身体に悪い感じがすると思います」と回答しましたが、
これは、紫外線(UVA)のほうが
皮膚がんなどを引き起こす場合があるためです。

Q2:ホットカーペットや電気毛布を使っているけれど、
電磁波の健康被害が心配です。

ホットカーペットや電気毛布は、
家庭用電源の50–60Hzの交流電流を使っており、
電磁波で加熱しておらず電気で温めています。

これは「超低周波(ELF)」が発生しているだけです。

つまり、これらの磁場・電場は、
WHOの安全基準の1/500以下と明確に説明されているので、
安全だと言えると思います。

とはいえ、
加熱によるノボセ、室内の乾燥、二酸化炭素の上昇、
長時間の同じ姿勢、また、
冬季うつという季節性の情同障害なども重なるため
誤解されやすいそうです。

Q3:ならば、高周波のスマートフォンや電子レンジの健康被害は、
どうなっているの?

高周波機器に関しても、
現時点では
健康被害を引き起こす確立した証拠はないという結論です。

心配が止まらない人には:
スマートフォンは
1)通話時はイヤホン・スピーカーを使う、
2)電話を頭に長時間密着させない。
電子レンジは使っているときに密着しない、
などの推奨をWHOが行っています。

上記の表を見ていただくとわかりやすいと思うのですが、
ウルトラバイオレットこと紫外線より上が、
放射線などの健康被害がある電磁波です。



目に見えない電磁波・・・
今回は健康被害について少しだけ取り上げましたが、
同じ電磁波でも、周波数(波長)は違えば、
性質も作用もエネルギーも完全に別世界!

リンゴが赤く見えるのも、海が青く見えるのも
「可視光」という電磁波の散乱・吸収によるもので、
結果、人間の目に光(波長)がどう反射され見えるかです。

(↓ 可視光線: 赤い光の波長が長い 。。。
夕焼けが赤く見えるのも、この性質によるもの!)

ページ担当:キルゴ亜矢

タイトルとURLをコピーしました