以前、何度かこのコーナーで色にまつわる英語表現が話題になったことがあるのですが、今回は基本中の基本、「顔色の表現」を取り上げてみましょう。こういう表現は文化によるのか、何によるのか・・・単に直訳できないものがほとんどです。
“green with envy”はよく聞く表現ですね。これは「嫉妬」を意味する表現です。
“purple with rage ” とか“purple in the face”は「激怒」。日本語では「顔を真赤にして怒る」といったところでしょうか。
“Your face is green” は、「吐きそうなほど顔色が悪い」という意味で、日本語では「顔色が蒼い」と、「蒼」を使いますね。
“white as a sheet”これは「病気のように見える」もしくは「非常におびえた状態」という意味で、日本語では「蒼白な」とか、「真っ蒼」と言います。
“Green-eyed monster”これは、特に性的な嫉妬を意味します。この表現はシェークスピアの「オセロ」と「ヴェニスの商人」から来たものです。
“blue with cold”は文字通り、寒さで蒼くなることです。これは日本語でも使われる表現ですが、日本語で一般的な「寒い顔」の表現は「くちびるが紫色になる」でしょうか?我が家では、気温が十分高くないのに息子がプールに入ったときにこうなります。筆者は、「くちびるが紫色になっても遊びたいものなのかなぁ。」といつも不思議に思って見ているものです。
envy やrageのように、直訳でわかる単語が入った表現は理解しやすいのですが、そうでない場合は知っていなければわからない表現ですから、これを機に覚えてしまいましょう!