“天高く馬肥ゆる秋” にふさわしく食べ物が豊富になります。秋の果物には豊富なビタミンCが含まれ ていて、健康によいから病気にかかりにくいので、医者が手持ち無沙汰となる、ということから、「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。柿だけでなく、「柚子が黄色くなると医者が青くなる」という地域もあるそうです。これを英語にすると?
まず、柿。これは英語でPersimmon。ですが、アメリカではそもそも柿を見かけることがありませんよね?柿を食べたことがない、見たこともないっていう人も少なくないのではないでしょうか。で、この諺の英語版は思いっきり意訳になりますが、A日本では、もうすぐ “食欲の秋“。秋になると柿や、蜜柑、柚などが実をつけて色づき,
tomato a day keeps the doctor away. となります。この英文の直訳は「一日一個のトマトは医者を遠ざける」で、日本の柿の「トマト版」というわけです。赤く熟したトマトは身体にいいことから、西洋でもこういうふうに言われていたのですね。国は違っても、同じような諺があるというのはおもしろいものです。ただ、日本の柿は未だに秋の風物詩ですが、トマトとなると、一年中赤いトマトが出回っていて、これではお医者さんはいつも青くなっていないといけないことになりますね(笑)。