2024年7月 生きた英語

Random Acts of Kindness

「Random acts of kindness」という言葉、
聞いたことがありますか?



先日地域の「ご近所さんサイト」Nextdoorで
この言葉を使っている人がいたので、
ちょっと調べてみました。

Random acts of kindnessは
直訳すると「無作為の親切心」。
人を助けたり、励ましたりする
無私無欲の行動を意味します。



ここで大切なのは、
「見返りを求めない」ということですね。

国や地域ごとの文化にもよると思いますが、
アメリカではあちこちで見かけます。



一番多いのは
次に続く人のためにドアを開けて押さえておくこと。
(筆者は今日本に里帰りしているのですが、
これ、日本ではアメリカほど頻繁にありませんね)
これはレディーファーストと同じく、
大抵のアメリカ人は
子供の頃から仕込まれているのか、
中学で教師をしていた時も
結構やんちゃで「ワル」な生徒が
ドアを開けて私が通るまで待っていてくれたりして、
ほっこりしたものでした。

また、近所のスターバックスのドライブスルーで、
前の人が私のコーヒー代を払ってくれたと
言われたことがありました。

なんだかよくわからないまま。
「だったら私の後ろの人の代金を払うわ~。」と
なったのを覚えています。

うちの近所では、
このRandom acts of kindnessを
大なり小なりなりちょこちょこ目にします。

「ギブ・アンド・テイク」ではなく、
何の見返りも求めない、
何気ない行動が、人と人とのつながりを実感させたり、
力を与え合うこともありますね。

何かと世知辛い世の中だからこそ、
温かく広い心で
互いに支えあうことの大切さ教えてくれる行動ですね。

Random act of kindness。

注意していないと
見過ごしがちなものが多いんじゃないかと思いますが、
ちょっと周りを観察してみてください。



一見、当たり前だけれど、
つい見すごしがちな
ヒトの温かさや親切心を思い出させてくれる、
貴重なムーブメントのひとつといえるでしょう。

ページ担当:ハム寿美すみ

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