2021年1月号 表紙

明けましておめでとうございます。2021年は日本では令和3年丑年です。

 
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去年のお正月、2020年がこんな年になるとは世界中のほとんどの人々が予測していなかったはずです。フロリダでも去年の3月頭くらいまでは「こんな流行病はすぐに過ぎる」とたかをくくっていて、普段通りに里帰りの予定を立て、コンサートのチケットを購入し、夏にはオリンピックで盛り上がるのだろうと思っていました。予想に反して、今まで誰も経験したことのないようなロックダウンが世界中で起こり、静まり返った街や高速道路を見ると、まるでSF映画の中にいるような気分になったものです。

コロナのように、ちょっとした(人によってはかなりの)パニック状態が起こると、人それぞれ、それに対する反応も違いますし、何が正しいと断言もできません。しかし自分の理性を持って判断することなく、ニュースやネットの情報を鵜呑みにしてしまう方が、ある意味もっと怖いのではないかと思わされた年でもありました。

もちろんコロナ禍が起こらず今までのような日々が続いて欲しかったと願いますが、この一年を空白の悪夢の時間として扱うより、この時期・経験を経て学んだこともあったとも感じます。

多くの人たちが在宅勤務に切り替わったので、通勤ラッシュで神経をすり減らす代わりに自宅での時間が増えて、もっとゆっくり自分の時間が持てたり、家族との時間を共有できたりしていると思います。こまめな手洗いなどの習慣は色々な感染症予防にもなります。コロナという恐怖が近くにあるからこそ、日常だった日々や健康が余計ありがたくもあります。在宅時間が増えたので本を読んでみたり(日本のアマゾンから電子書籍なども!今月号の特集に色々情報が出ています)普段よりもっと料理をしたり(SNSで見るパンづくりなどの素晴らしい出来栄え!)、模様替えしたりと、お家での生活が充実した方も多いのではないでしょうか?

とはいえ、もちろん一刻も早く外を飛び回れる自由が欲しいのはいうまでもありません。日本に里帰りしたーい!コンサート行きたーい!みんなでワイワイランチしたーい!!と、本当は声を大にして言いたいです。笑

ワクチンも始まったばかりですが、来年の1月号では「去年の今頃とは打って変わって云々」と書けることを願ってやみません。

今年も宜しくお願いいたします。

ブロック山﨑由紀子

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