10月号表紙

Halloween 2.png米国・英国で10月31日に催される
Halloween (または Hallowe’en) は、
今まで何度か同誌表紙のトピックに挙がりましたので、
私が今回書かせていただだく記事も、
内容が重複するかもしれませんが、
この行事の起源を少し検索してみました。
参考文献: https://ja.wikipedia.org/wiki/ハロウィン

* * * * * *

古代ケルト人が起源とされる祭のハロウィン。 
元は秋の収穫を祝い悪霊を祓う宗教的な含蓄がある行事。 

古代ケルトの Druid (ドルイド) 階層の人たちの信仰では、
新年の始まりは11月1日に催された
サウィンという冬季始まり儀式のお祭りで、
アイルランドや英国のドルイド祭司たちは、
かがり火を焚いて作物や動物の犠牲を捧げました。 

Halloween 1.jpg(上写真は、1833年頃のアイルランドのハロウィン夜を描いた絵。
画名は Snap-Apple Night で、
アイルランド人の画家・Daniel Maclise の作品)

そして、ドルイド祭司たちが焚き火の周りで踊る行事の中、
太陽の季節が過ぎ去り、
暗闇のシーズンを迎える儀式が行われました。 

その翌日、11月1日の朝には、
祭司たちが焚き火の燃えさしを氏子たちに配り、
燃えさしをもらった人たちは、
各家庭に戻って、
この分け炎を元火にして炉床に火をつけて家を暖め、
邪悪な Si (『シー』ケルト神話の妖精 注)などの
魔除けにしました。

また、一年のこの時期には、
この世と霊界の間の見えない門が開き、
双方の世界の間の行き来が可能になると信じられていました。

日本の灯籠流しや京都五山の送り火のように、
「火」は霊界・人界の歴史の面でも、
ユニバーサルな現象なのですね。

 Trick or Treat で近所の家を回る皆さん、
工夫こらした仮装でこの日をお祝いする皆さん …

Wishing you a safe & joyful Halloween!

追伸:  私事でスミマセンが、
今とてもハマっている番組の、
ハロウィンのエピソードを紹介させていただきます。  

ただし、とても Controversial な内容で、
セリフもタブー用語がポンポン飛出すので、
予めご容赦をお願いいたします。
www.youtube.com/watch?v=DWDBGIhq8-k

注:  「バンシー、Banshee」 とは、
アイルランド・スコットランドに伝わる女の妖精のこと。  
バンシーの泣き声が聞こえた家では、
近い将来に死者が出るとされました。 

ページ担当: フィカラかこ

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