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明けましておめでとうございます

 

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日本を離れて30年以上も経ちますが、毎年お正月が近づくと、子供の頃お正月にいただいた、母親と祖母の手作りのおせち料理を懐かしく思い起こします。 昨今では、スーパーやデパートで、バラエティーに富んだおせち料理のカタログオーダーが出来るようですが、おかあさんが一つ一つに愛をこめて作ってくれるおせち料理が、やはり一番美味しいですね。

さて、おせち料理の由来ですが、Wikipedia には、「正月元日も、昔から、山に帰った田の神を呼び戻すために祝われる重要な節日とされていたが、ある時、凶作によって食料が枯渇し、正月に炊飯するためのかまどから煙が上がらないのを仁徳天皇が見つけて心を痛め、『正月に民達のかまどから煙の上らない年は免税とする』と言った事から、税逃がれ目的で毎年の正月はかまどを休ませる日となった。」とあります。 この逸話を単純に信じるならば、おせち料理とは、元々、脱税のために始まったしきたりなのですね。笑

おせち料理の基本は、お屠蘇、祝い肴三種(三つ肴)、雑煮、煮しめで、祝い肴とお餅があれば、最低限のお正月祝いが出来ますが、逆に、どんなに贅沢な料理を揃えても、三つ肴が無いと、お正月の祝い膳の体裁が整わないそう。 この三つ肴は、関東と関西で違いがあり、関東では、田作り(ごまめを醤油風味の飴炊きにしたもの)、数の子(卵の数が多いことから子孫繁栄を願って食べられる)、黒豆(黒には魔よけの力が有るとされ、まめ〈勤勉〉に働き、まめ〈健康〉に暮らせることを願って食べられる)ですが、関西では、田作りの代わりにたたきゴボウ(形や色が豊作の時に飛んでくると伝えられている黒い瑞鳥を連想させる事から、豊作を願って食べられる)が、三つ肴の主メンバーの一つです。

その他にも、口取り(紅白かまぼこ、伊達巻、栗きんとん、昆布巻き、お多福豆)、酢の物(紅白なます、カブの酢の物、ちょろぎ、酢蓮)、焼き物(ブリ、鯛、海老、鰻)、煮しめ(くわい、蓮根、ゴボウ、里芋、八ツ頭、トコブシ、昆布)と、それぞれにおめでたい含蓄付きのお料理のオン・パレード!


私の子供の頃、育ち盛りの子供四人を含めた八人家族のために、上記お料理メニューの全部を数日かけて作ってくれたあと、元旦には、朝から満面の笑顔でお祝いの食膳を用意してくれた母親に、今更ながら感謝の気持ちでいっぱいです。


(フィカラかこ)