12月号美容健康: 大豆のパワー

大豆は昔から「畑の肉」と言われているほど
良質のたんぱく質が豊富にとれる食品で、
近年ではベジタリアン食としても人気ですね。

他の豆は糖分が主成分なのに対して
大豆はその主成分であるタンパク質を
100g中に35~40gも含んでいます。 

種々の有益なビタミン類、食物繊維にも富んでいます。 

そんな大豆を色々な食べ放題で思う存分楽しめる
日本食に馴染みのある私たちは、ラッキーだと思います。 

味噌、豆腐、納豆、醤油など私たちには欠かせないものです。 
特に味噌や納豆は発酵させることにより、
さらに栄養価や風味がアップしています。

今月の特集記事になっている長野県も味噌の産地ですが、
味噌には発酵させることによってできる
「脂肪酸エチル」という物質が含まれ、
これがガンを引き起こす変異原の力を抑える作用があるそうです。

さらに美肌効果のあるリノール酸、
脂肪肝抑制による肥満防止など、
塩分の取りすぎさえ気をつければスーパー調味料です。

日本国立がんセンターのデータによると「
味噌汁を1日3杯以上飲む人は
1杯未満の人に比べて乳がんの発症率が40%減少」ということです。 
これは他の大豆製品(豆腐や納豆など)では
あまり変わらない数値です。

なぜ味噌が他の大豆製品に比べて
圧倒的に乳がんには効き目があるかは、
まだ解明できていません。 

さらに味噌汁を毎日飲む人は死亡率も低いのです。

他にもコレステロールを下げる、
老化防止など様々な効果があります。

納豆もナットウキナーゼという酵素の働きにより、
血栓を溶かす働きがあるので
「血液がサラサラになる」と言われます。

納豆の納豆菌は実は乳酸菌にも勝る力の整腸作用があり、
腸内の腐敗菌を抑え込む時間も乳酸菌より長いのです。 
さらに乳酸菌などの腸内常在菌の発育も促し、
有害菌の増殖を抑えるなど、
まるでお腹の中のアンパンマンのようですね!

色々調べながら書いていたら、もうすっかり、
今夜はお味噌汁を作ろうかという気になってきました。

皆さんも大豆&大豆製品で美味しく健康に過ごしましょう!

担当:山崎由紀子

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