健康志向の高い日本では、毎日必ずといっていいほど、健康を促すテレビ番組を目にします。その中で気になったのが、えのき氷。えのき茸味のかき氷ではありません。えのき茸全国一生産地である、長野県中野市の農協が開発した、えのき茸をペースト状にし、煮詰めたあと凍らせたものです。元々は、血流改善効果の実験のため、発案されたものらしいですが、毎日食べ続けると、様々な効用があることがわかりました。えのき茸にはキノコキトサンが含まれており、このキノコキトサンが、コレステロール値、中性脂肪値の低下、高血圧、花粉症、糖尿病予防にも効果があるようです。
またキノコキトサンはキノコの細胞壁に 含まれているため、えのき氷にして摂取することで、 通常の調理時に比べ、12倍も多くキノコキトサンを摂ることができるようです。キノコキトサンは、油分体内に吸収される前に50%カットしたり、体脂肪を燃焼する効果もあるため、ダイエット中の人にも大変効果的だといえます。
さて、その作り方ですが、いたって簡単。
材料
えのき茸 300g
水 400cc
作り方
1. えのき茸の石づき部分をきりおとす。
2. 可食部をざく切りする。(たいだい3、4等分に)
3. ミキサー又は、フードプロセッサーに、ざく切りしたえのき茸をいれて、水400ccを注ぐ。
4. 約30秒くらい撹拌し、ペースト状にする。
5. 鍋に移し、弱火で60分、かき混ぜながら煮詰める。
6. 粗熱をとる。
7. 製氷皿に流して、冷凍庫で凍らせる。
私は凍ったら、製氷皿から外し、 まとめてジップロックにいれて保存しています。1日3キューブを目安に摂取すればいいみたいですが、いろいろな料理にいれることができるので、難しくありません。お味噌汁、煮物、カレーライスやシチューにいれると、コクが増して味わいも倍増しますし、半熟にして、お米を炊くときにいれたり、ヨーグルトやアイスコーヒーに入れたりしても美味しいそうです。
始めは、血糖値が気になったのと、ダイエットにも効くのならと軽い気持ちで摂り始めたのですが、半年後の血液検査でなんと、血糖値、総コレステロール値は平均値内、中性脂肪値が平均以下になっていました。こんな身近な食品で成人病予防でき、ダイエットや美肌効果もある万能なえのき氷。残念ながら、ダイエット効果はまだ現れておりませんが、長い目でみていこうと思っています。