生きた英語:世界の日本語!




英語でも日本語のままで使われている言葉が増えて来た気がします。日本文化への認識や人気が高まっているような気がして嬉しく感じます。一昔前までは、フジヤマ、ゲイシャ、サムライ、ハラキリなど古い文化がちょっと間違って伝わっているような言葉が中心だったというのが私の印象ですが、近年では日本のポップカルチャーの大人気ぶりでアニメやオタク、さらに日本発のゲーム等が溢れています。

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こういう中で育った若いアメリカ人達は、日本の同世代の若者と同じようにポケモンでワクワクし、マリオゲームで遊び、初音ミクに憧れ、Bentoを食べたり、Kawaii格好をしたいと思っている子達もたくさんいます。

 

さらに目を見張るのが日本の食文化とそれに関連する言葉の浸透ぶり。レストランのメニュー等をみてもSushiはもちろん(スペル間違いは多々ありますが)、Edamame, Gyoza, Wakeme, Yakitori, Sashimi,
Yuzu, Shiitake, Enoki, Shishito, Togarashi, Wasabi, Ramen, Udon, Soba, Wagyu,
Uni, Kama 等、一昔前なら存在しなかったり、または英語に訳されていただろう日本語名がそのまま使われているのをよく目にします。Umami(旨味)という言葉も徐々に浸透しているようですが、何とも表現し難いものなので間違った定義も出回っています。日本人の私達にはピンとくるUmamiも、日本のその味を知らない人達は、その味わいに馴れて初めて「これがUmami」とわかるのかもしれません。1つ大きく間違っているアイテムもあって、それは最近大人気の健康飲料として見かける“Kombucha”。初めて見た時は緑茶や抹茶が知られているのだから今度は昆布茶!?と思ったら、実は日本では遠い昔昭和の時代に流行った紅茶キノコなのです。昆布茶だと思って飲んだらビックリします。

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このような英語になった日本語は、そのまま日本語の発音で言うと通じない事があります。カラテはRの巻き舌を効かせて「カラーティー」風に、布団は「フッターン」風に。笑 それでも通じず、スペルした事さえ。。。まあMcDonaldを「マクドナルド」と言ってしまう私達ですから人の事はとやかく言えません。

 

(ページ担当:山﨑由紀子)

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