生きた英語: 定冠詞

4月号の「美容健康」のコラムで、Alice in Wonderland なのに、うっかり、Alice in the Wonderland と書いてしまいました。 あとで気が付いてWEB上では訂正しましたが、ハードコピーのほうは、間違ったままで失礼しました!

今年の夏が来れば滞米生活が34年にもなるのに、冠詞・定冠詞や単数・複数の使い分けが、未だに身についていない証拠です。某教科書では、冠詞・定冠詞の使い分けの基本的なルールを、次のように定義してありました:

単数・普通名詞 = 大抵その前は「A」例: I have a cat.

 

複数・普通名詞 = 大抵その前には冠詞が付かない

例: I have cats.

 

単数・固有名詞 = 大抵その前には冠詞が付かない

 

例:  I just met Mr. Sakamoto.

複数・固有名詞 = 大抵その前は「The」例: I met the Sakamotos at a party.

この定義だけ覚えていれば事が済むのならありがたいのですが、この定義の
キーワードは「大抵」で、実際の英語には
例外が多いのが、頭の痛いところです。

 

日本語の数字読みが百、三百、六百では違うのが、日本語を学ぶ外国人にとって、頭を
悩ませる難題であるのと一緒で、こればかりは、ここではこう云う、この表現は不自然、
などと、
Feel (感覚)で判るようになりたければ、普段から、読み書きや聞きとりを
しながら、冠詞・定冠詞の使い方に意識するしかないと思います。 

私の場合、自分で文章を書いていて冠詞・定冠詞の使い方に迷ったら、横で仕事をして
いる主人に聞けば大抵
(ここでもキーワード。笑)判るのですが、何故それがそうなのか?を
説明してほしいと訊いても、返ってくるのは、
It just feels right. (感覚的にそれが
正しいと判る)という答えだけです。

(かこ) 

追記: もし教本で真剣に冠詞・定冠詞を勉強してみたいと思われる方には、Elizabeth Claire 著の
Three Little Words: A, An, The をお薦めします。 下記リンクに行って、検索欄に上の
著書名を入力して下さい。 
http://shop.playtable.jp/

 
Three Little Words.JPG

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