桃の節句

四人姉妹の長女の私は、子供の頃、里の母が毎年、戸棚の中に大切にしまってある桃の
節句のお飾りを出してきて、れぞれを丁寧に包んである薄紙を丁寧に開けて、乱れた人形の髪の毛や着物を一人づつ整えて、一つづつ大切にり棚に乗せる姿を見ては、お節句という
古き良き日本の行事・伝統の重要さを身に染みて感じたものです。
ウィキペディアによると、桃の節句は旧暦では四月に行われていたようですが、明治六年の改暦後、三月三日に行わるようになったそう。 
本来「内裏(だいり)雛」とは雛人形の「男雛」と「女雛」の一対を指すが、男雛を
「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼ぶ誤りは童謡「うれしいひなまつり」の歌詞から一般化してしまっている。 関東雛と京雛では男雛と女雛の並ぶ位置は逆。 三人官女以下のその他大勢の随臣、従者人形を「供揃い」という。 (Wikipedia)
最初は子供達の人形遊びだったものが、江戸時代の天正年間以降から「雛祭り」という
行事に変遷し、当初は、飾り物というよりは、人形達に災厄の身代わりになってもらう祭礼的な意味も含まれており、身分の高い女性の嫁入り道具のつに数えられるようになり、その
傾向と共に華美になり、優秀な技術が組み込まれた贅沢な工芸品と成ったそう。
祭りの日が終わった後も雛人形を片付けずにいると結婚が遅れるという俗説は昭和初期に
作られた迷信である。 暦の場合、梅雨が間近であるため、早く片付けないと人形や絹製の細工物に虫喰いやカビが生えるから、というが理由だとされる。  また、地域によっては「おひな様は春の飾りもの。 季節の節できちんと片付ける、などのじめを持たずにだらし
なくしていると嫁の貰い手も現れない」という、躾の意味からもいわれている。 
(Wikipedia)
また、お内裏様の位置は関西と関東では反対で、関東風の飾りは、女雛(お姫様)が
向かって右、関西では向かってに位置します。 エスカレーターに乗る位置も東と西では反対ですが(関東では左側、関西は右側)、こうした東西文化の違いには、お互いのライバル
意識もあるような気がします。 笑
フィカラかこ 記
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