生きた英語

競馬.jpgニスのリーグ戦でちょこちょこ試合に出るのですが、接戦の試合を観戦する時によく耳にするのが “neck and neck”。英語を勉強していた頃には聞いたことがない表現だったのですが、あまりによく耳にするのでちょっと調べてみたところ、「neck and n

eck」は、競馬に関係ある表現で「勝負などが接戦で、互角で」という意味。競馬で2頭の馬が首を並べて横並びに走る様子から来た表現のようです。

It was a neck-and-neck game. (接戦だった。)というふうに使います。接戦を表す表現と言えば、日本語には「鼻の差で勝つ」というのがありますよね。競馬のフィニッシュラインで2頭の馬の鼻先が並ぶほど僅差だったというところから来た表現のようです。知らずに使っている英語表現、結構競馬から来ているものも多いようです。ここでいくつか挙げてみましょう。
Dark Hourse:これは日本語にもなっていますね。予想外の能力や性質を持っているかもしれないけれど、それが知られていない人。元々はそれまでの記録がほとんど知られていない馬を指す競馬用語で、今現在その意味でも使われています。また、選挙の時に当選しないと思われていた候補者が当選した時にも、dark horseという言葉を使います。
Front Runner: これは文字通り、先頭を走る人と言う意味で、競争や試合や選挙などで最も勝利する可能性が高いと思われている人や物を言います。これは実際にレースをしているお馬さんを見るとわかりやすいですね。馬を人に置き換えて。
Hands down:圧倒的に勝利すること、楽勝、快勝という意味で使うイディオムですが、これも競馬からなんだそうです。 競馬で勝利を確信した騎手が手綱を緩める(hands down する)ことからこの表現が生まれたそうです。筆者は競馬をやらないのですが、調べてみると英語には競馬での表現が語源となっているイディオムが沢山あるようです。多分これは競馬のお膝元イギリスが発祥というものが多いいのでしょうが、英語圏の国々では競馬って昔から結構人々の生活に根付いたものなんだなぁ、と考えさせられました。
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