テクノロジーの発達は、色々な面で、これまでの固定観念を180度どころか360度、それも何回転といった形で変えてしまい、こうした変化、進歩についていけず、戸惑い、困惑、混乱の中に留まっているアナログ派も多いことでしょう。(ここにも一人おります。)更に、教育の面でも、テクノロジー・概念の進歩はより目覚しく、高等教育においても、Tradidionalなキャンパス、クラスルーム参加の授業だけでなく、オンラインで、自宅に居ながらにして、授業にアクセスできるシステムの進歩には目を見張るものがあり、今、もう一度学校に戻ったらついていけるかどうか、自信がありません。ただ、それだけに盲点を突くようないい加減なものも多く、情報収集、それも最新のものを収集しておくことで、時間も費用も無駄にせずすむかもしれません。学校を選ぶ上で、知っておく必要があると思われるものをレポートしました。
○Accreditation:
Accreditationとは、対象機関の教育活動等の状況が評価基準に適合しているか否かを判断の上、適合していると判断その学校が規定水準を満たす教育内容を備えているという認定です。文部科学省が法律に基づいて大学を監督・指導している日本と違って、アメリカにはそうした法律・組織はありません。そこで大学同士が認定機関を自発的に組織し、その機関の会員と認められることで信頼できる大学としての社会的地位を確立するシステムなのです。認定機関は、小学校、中学校、高校、大学、大学院、専門学校、音楽学校といったレベルや種類、あるいは看護学、ビジネスなど専門分野によるものなど、各種ありますが、要はきちんと認められた認定機関の承認を得ている学校・学部を選ぶということがポイントです。(短大・大学・が認可を受けていても、ある学部だけ認可を受けていないということも有り得ますので、学部が認可を受けているかどうかのチェックは大変重要です。
ですからアメリカで短大・大学・大学院を選択する時に、一番大事なことは、それぞれの大学、学部のaccreditationです。これが無い大学ですと、折角努力して卒業しても、正式な学士・修士・博士号習得とはなりません。雨後の筍のように林立する大学の中には、いい加減なaccreditationをまことしやかにうたっているものも多いのです。以下の二つのAccreditation(Nationally
and Regionally)がないと、正式に大学とは認められませんが、反面Nationally
accreditationだけを持った大学の場合、途中で他の大学に編入したとしても、これまで取った単位の移行は認められませんので注意が必要です。学校選択の場合はREGIONALLY
ACCREDITEDされた学校を選ぶことが必要です。
*Accreditationの説明サイト
http://www2.ed.gov/admins/finaid/accred/accreditation_pg6.html#RegionalInstitutional
http://en.wikipedia.org/wiki/Regional_accreditation
*FLORIDA州内の学校のAccreditationは、以下のサイトでチェックできます。
*DIPLOMA MILL
お金を出せば、学士号、修士号、博士号を授与する大学もあり、これはDIPLOMA MILLといわれて、合法ではありませんし、全く役に立たないものです。十分注意してください。
http://www.consumer.ftc.gov/articles/0206-diploma-mills
○TESTによる単位の修得
CLPEやDSSTなどの認可されたテストに合格すれば大学(短大)の単位として認められる制度があります。(テストは有料。ミリタリーは、初回無料)テストの種類内容は色々ですが、テストによる単位を何単位まで認めるか、GPAにどう響くかはそれぞれの大学によって違いますので、テストを受ける前に大学の教育カウンセラーに相談することをお推します。テストの為の準備・予備テストなどの本、CDなども一般の本屋さんで購入できます。高等教育に何を求めるかは、人それぞれですが、時間・費用を短縮し、とりあえず急いで卒業を考える場合は、一つの良い方法でもあります。
*CLEP(College Level Examination
Program)
English,Math, Social Science, Humanities, Natural
Scienceといった
Liberal
Artsに加え Lowverlevelの専門科目などもあります。テストのリストは
簡単に調べられます。、
https://clep.collegeboard.org/
*DSST
(formerly DANTES Subject Standardized Test)
Liberal
Artsはリストにありませんが、Lowverlevelの専門科目が色々あります。
こちらもテストのリストのチェックをお勧めしますし、それぞれのテストの合格率
なども調べられます。
○IN
STATE/OUT STATE TUITION
州立短大・大学の学費は、大学によって基準が多少異なりますが、一般的に、州内に一年以上居住していれば、州住民と認められ、IN-STATEの学費となります。(留学生は対象外のところが多い。)ミリタリーのファミリーメンバーの場合は、一年居住とならなくても、即州内学生としての学費になります。州外と州内の学費には天と地ほどの大変な差がありますので、気をつけてください。尚、60歳以上の州民には、無料でクラスを受講できる(聴講生として)できる制度もあります。
○FOREIGN
TRANSCRIPT EVALUATION
日本での教育(高校、短大、大学)などの卒業証明書・成績証明書などを、費用はかかりますが、それぞれの学校の認可する団体で評価を受け、認めてもらうことが必要です。
http://www.usfsp.edu/undergrad/admissions/international/foreigntranscript/