先日、日本への電話で名前をスペルで言わなければいけない機会がありました。日本人にアルファベットを伝えるのは、難しいですね。アルファベットを使う国のように、Phonetic Alphabetの仕様習慣がないからです。相手がアメリカ人(英語圏の人)の場合、例えば私の名前の場合、S as in “Susan”, U as in “Umbrella”, M as in Mary, and I (アイは間違えようがないので、私はいつも説明は省略する) と説明すればいいのですが、このS as in “Susan”は何を基準にして言っているのだろうと、ふと疑問に感じたのでちょっと調べてみました。
比較的一般的に使われているのは次のもののようです。
A as in “Apple” B as in “Boy” C as in “Car” D as in “Dog” E as in “Ear” F as in “Flag”
G as in “Great” H as in “House” I as in “Insect” J as in “Joy” K as in “Kind” L as in “Light”
M as in “Magic” N as in “Night” O as in “Orchestra” P as in “People”
Q as in “Question” R as in “Red” S as in “Sure” T as in “Truck” U as in “Unique”
V as in “Video” W as in “Wow” X as in “Xerox” Y as in “Yes” Z as in “Zebra”
私がこれまで聞いてきたのはもちろん、上の例のものも沢山ありますが、もっと違うものも多々ありました。ちなみに、NATO(北大西洋条約機構)で使用されているPhonetic Alphabetは次の通り。Alpha Bravo Charlie Delta Echo Foxtrot Golf Hotel India Juliett Kilo Lima Mike November Oscar Papa Quebec Romeo Sierra Tango Uniform Victor Whiskey Xray Yankee Zulu 。私の記憶では、どちらかというとNATOの方を使う人の方が多いような気がします。特にOはOscar、VはVictor、CはCharlieをよく耳にします。RomeoとJuliettなんて、NATOはシェークスピア贔屓なんでしょうか(笑)。電話で住所や名前を伝えなければならない場合、これを知っておくと聞き返されなくて便利です。小さなカードに書いて電話の側において置くのもいいかも、ですね。