2024年12月 生きた英語

Passive Aggressive

私はアメリカ生活が長いのですが、
かなり最近、
Passive Aggressiveという表現を聞いて???で、
少し検索してみたら、
新語ではなくて、言葉の起源は、
米国陸軍付属の精神科医でBehaviorスペシャリストの
William Menninger大佐による
1945年に発行されたレポートだそう。

ワード毎の意味は、
Passive=受け身、Aggressive=攻撃的なので
意味を知らなくてもなんとなく想像はつきますが、
フレーズの定義は
『直接に不満・怒り・攻撃を相手に示さずに、
表面的には柔らかい物腰で、
暗に怒りや抵抗を表現して相手を攻撃する事』で、
具体的な例としては、
次のようなものがあります。

他の人から誤解されているとして、
自分のことを適切に評価されていないと不満を述べる

怒鳴ったり苛立ったりするような
わかりやすい表現はしない

悪口を言ったり、
わざと仕事を放棄したりして、
まわりを自分の思い通りにしていこうと
作為的にコントロールする

問題解決に取り組まなかったり、
かたくなになったり、
わざと能率を悪くしたりする

会議などに遅れたり、
応答を必要とされる際に黙っている

明らかに自分より幸せな人に対して、
羨望や憤りを表現する

皮肉や嫌味を言う

この記事を書きながらフッと頭に浮かんだのは、
遠回しにイキなイケズでやんわり気付かせる
京都の人の超ハイレベルな会話術。

京言葉:「お話長うてお疲れやしたやろ? お茶でもどうどす。」
訳:「もういい加減で帰ってください。」

京言葉:「えぇ時計してはりますなぁ。」
訳:「時計を見てみぃ。もうこんな時間やで。」

京都会話術が
Passive Agressiveだと言っているわけでは
決してありませんので。。。念の為。☺️

ページ担当:フィカラかこ

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