12月号 生きた英語: What’s in a name?

日本でも「金城さん」とか「比嘉さん」というお名前を聞くと、
沖縄の方かな、と思うように、アメリカでも名字から
その方のご先祖様の出身地(というより出身国)が察せられることがよくあります。  
というわけで、今回は、比較的に典型なタイプの苗字の例を挙げさせていただきます。

イタリア:  日本と同じように母音がふんだんに混じっています。

例: Aiello, Corleone, DiCaprio, Fontana, Genovese, Rocco, Santini

インド:  ”Patel” という苗字は日本で云う「田中さん」の感じでしょうか? 
その他、子音(B, C, D,  H, J 等)のあとに H が続く苗字が多いです。
例: Bhat, Chaudhry, Gupta, Khanna, Mahal, Raj, Singh

オランダ:  例外もあるでしょうが、A が二つ並んで入っている苗字は、
たいていオランダ(またはスカンジナビア)が起源のようです。 
例: Aarden, Adriaans, Claasen, Dirksen, Haas, Jansen, Romijin

イギリス:  「英国」と一言に云っても、
スコットランドやアイルランドやWalesではまた地方色がありますが、
名前の後ろに -son が付いていれば、たいてい英国起源の苗字のよう。 
ちなみに -son とは「XXの息子」という意味。
例: Anderson, Baker, Carlisle, Dalton, Ford, Hamm, Jamison

スコットランド: ーson で終わる苗字は大抵イギリスですが、
Mc や Mac で始まる苗字(「XXの息子という意味)は
スコットランドかアイルランドが起源のよう。 
例: Blair, Calhoun, Finley, Graham, Keith, McDonald, Stuart

アイルランド:  O’ や Fitz で始まる苗字は大抵アイルランド系で、
-son や Mc と同じく「XXの息子」という意味。
例: Callahan, Cavanaugh, Fitzgerald, Lennon, O’Brien, O’Reilly

フランス:  最後に -eau と付く苗字は殆どフランスが起源のよう。
例: Blanchet, Chevalier, Dupont, Moreau, Rousseau, Sartre

ドイツ:  Au の連続母音が中に混じっている苗字が多いように思います。
例: Aust, Bauer, Braun, Engel, Garber, Hauer, Krauss, Schultz

ギリシャ: 苗字の最後が母音プラスS(例: -os, -is) で終わる苗字は
ギリシャ系のものが多いです。
例: Dimitrios, Ionnidis, Kokinos, Metaxas, Mikos, Papas, Stavros

ロシア:  -v や -va や -ya で終わる苗字は
ロシア起源のことが多いようです。
例: Barishnikov, Borodin, Ivanov, Romanov, Savinova, Skaya

イスラエル:  基本的に、Gold で始まったり -stein で終わる苗字は、
ユダヤ系のことが多いです。
例: Goldberg, Berkowicz, Kratitz, Levi, Meir, Roth, Shapiro
 

担当:フィカラかこ

参考サイト:  http://surnames.behindthename.com/

Surname Nationality.jpg

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