三点倒⽴/ヘッドスタンド(シールシャーサナ)のススメ
年齢と共に顔の筋肉が垂れてくるけど、
重力だから仕方ないよなぁ、と考えながら、
ふと、逆立ちしたら顔の肉は持ち上がるんだろうか、と、
壁に向かって普通の逆立ちをしてみようとしたところ、
腕の力が弱っていてこれは無理かなと。
次にトライしたのが三点倒立。
頭のてっぺんと両肘でバランスを取って
足先まで倒立させる方法なのですが、
これは昔ちょっとやったことがあり、
体がバランスを覚えていたようで、
壁がなくてもなんとかできました。
後で調べてみるとこれはヨガのポーズで
「シールシャーサナ」と呼ばれるそうです。
顔の肉なのですが、重力恐るべし。
顔の力を抜いたら全体的にベロンと下に落ちていき、
上唇も床の方向へめくれ、
目も下瞼で視界が遮られるほどでした。
怖くて(笑)鏡の前でやってみる勇気はいまだにないのですが、
これはきっと半端なくすごいと思います。(爆)
それと同時に、体幹の力を抜くと
内臓もごっそり床方向に落ちていくのが判ります。
ヨガにもある逆立ちの効能を調べたら、
次のようなのがありました。
〇 血行が促進される
逆立ちには、血行を良くして
体の老廃物をスムーズに流してくれる作用があります。
体の老廃物は重力によって下半身側に溜まりやすく、
むくみや冷え性などの症状をもたらします。
下半身に溜まりやすいリンパ液の循環を促し、
むくみや冷え性の予防にもつながります。
新鮮な血液を頭に送ることにより
集中力を高めるという効果も期待できます。
私は出来るだけ寝起きに
この倒立をするようにしています。
〇 内臓が正しい位置に戻る
加齢とともに重力に対する抵抗力が弱まり、
下垂してしまった内臓が引き上げられるとともに
インナーマッスルが強くなって
下がらないようにサポートしてくれます。
これは逆立ちのポーズじゃないと起らない現象ですね。
1日に下がりきった内臓を
グッと引き上げるために、
寝る前にも一度倒立するようにしています。
〇 体幹が強化される
身体の中心がしっかりすることで、
正しい姿勢を維持できるようになり、
スタイルが良く見える他、
肩こりや腰痛など
不良姿勢によって起こる不調の改善が見込めます。
ヘッドスタンドなんて絶対無理だけど
逆立ちの恩恵にはあずかりたい(笑)という方は、
逆立ちもどきのポーズがあります。
ヨガの「逆転のポーズ」で検索すると
やり方が出てくるので
詳しくは検索していただきたいのですが、
肩で支えるサーランバサルヴァンガーサナ、
ハラアーサナ、ピラミッドのポーズは
よほど体が硬い人でなければ
なんとかなるのではないでしょうか。
三点倒立は最初は
バランスをとるのが難しいかもしれないので、
転倒によるケガを防ぐため、
壁に近いところで行うことをオススメします。
また、緑内障、網膜剥離など
目にトラブルがある場合は、
このポーズは控えて。
高血圧、生理中は注意を。
1日に30秒程行うことによって
良い効果が得られますので、
腕の力や首の力を鑑みて
可能であれば皆さんもぜひやってみてください
担当:ハム寿美すみ