たかが玉ねぎ、されど玉ねぎ

さっき見ていたドラマで、風邪ひきの人のデスクに玉ねぎが置いてあるのを見て、玉ねぎについてちょっと調べてみました。は特に意識してではないのですが、なにかと便利なのでいろんな料理に玉ねぎを使うのですが、いったいどんな効果があるのでしょう。
まず、玉ねぎには5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)の含有量はあまりありません。いきなり「なーんだ。。。」と思いきや、ねぎには高血圧など血管の病気に効果的な硫化アリル(アリシン)や老化を防ぐケルセチン(ポリフェノールの一種)が豊富に含まれています。
玉ねぎを刻んだ時に目にしみたり、食べると辛いと感じるのは硫化アリルが原因です。
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硫化アリルは血液が固まるのを抑制するので血液をサラサラにし、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などに効果的です。 化アリルは殺菌性が強いので、体内に侵入した病原菌を退治してくれます。ぜんそくや風邪、インフルエンザ、食中毒などを抑える働きがあります。た、免疫力をアップさせてくれるので体が弱った時は積極的に摂取するようにしましょう。また、血糖値の上昇を抑える働きもあるので中性脂肪やコレステロールが高い人、尿病の予防にもおすすめの健康に良い食べ物です。
玉ねぎの成分であるケルセチンには活性酸素を取り除く抗酸化作用があり、抗酸化作用によりシワなどの老化防止や免疫力低下による風邪の予防やガンの予防に期待できます。
特に紫玉ねぎの赤い色素にはポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれていて抗酸化作用、血管の強化はもちろんのこと眼精疲労や目の老化を防ぎ高血圧やメタボ予防、機能の向上に効果があります。
また、人体の肝臓や眼球に多く含まれているグルタチオンが玉ねぎに含まれているので、玉ねぎを食べると肝機能を高め白内障がなりにくくなります。玉ねぎには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二つの食物繊維が含まれていて、お腹の中の老廃物をごっそりとってくれるので、便秘の改善に役立ちます。
玉ねぎに含まれるオリゴ糖は腸内環境を改善してくれます。また、ケルセチンには脂肪の吸収を抑える働きがあるのでダイエットにも一役かってくれます。
玉ねぎに含まれるカリウムは体内の余分な水分・塩分を排出し、むくみを改善します。豚肉などのビタミンB1と一緒に摂取すると疲労回復に効果的なので、力が消耗した時に豚肉と玉ねぎのお料理はいかがでしょうか。こうやって見ると、5大栄養素が含まれていない割には玉ねぎって頑張ってますよね。(笑)
玉ねぎを使うお料理はいっぱいあるので、これからは使う玉ねぎの量をこれまでよりも増やしてお料理してみてはいかがでしょうか?
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