スーパーフード ”アマランサス”
アメリカではあちらこちらでキヌアを使ったお料理を見かけますが、(Costcoにもキヌアサラダってありますよね)そのキヌアより栄養価が高いと言われるアマランサス。日本の読み物で紹介されていたので、少し詳しく調べてみました。英語ではAmaranthと呼ばれるのが一般的なようです。スーパーグレインと言われるアマランサスの歴史はとても古く、紀元前5000~3000年ほどにはすでにアンデスの山岳地域で栽培されていたそうで、古代アステカの人たちにも食べられてきました。スーパーグレインと言われるものの、ヒエ、アワ、キビといったイネ科の雑穀とは別の「擬似雑穀」なんだそうです。
アマランサスには、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、亜鉛、ビタミンB6など非常に多くの栄養素が含まれており、しかもグルテンフリーとあって、今、世界の多くの研究者たちに注目されています。WHO(世界保健機構)がアマランサスを「未来の食物」と呼んでいることからも注目と期待の高さがうかがえます。特に鉄分が豊富で、白米の11倍、キヌアの2倍になります。また、葉酸も白米の10倍です。その他、カルシウム、リン、カロテノイドなどのミネラルは、ほとんどの野菜よりも高いものとなっています。葉酸やリジンが多く含まれていることから美容や脂肪燃焼に有効であるとされています。また、「トコトリエノール」「食物コレステロール」さらには「食物繊維」といった、コレステロールや中性脂肪を下げてくれる働きを持つ成分が含まれています。いいことづくめのスーパーフード、アマランサス。筆者はまだ食べたことがないのですが、是非、料理にとりいれてみたいものです。