「様々な健康法があるが、最も効果のあがるものを教えよ、さもなくば銃殺すると言われたら、私は真っ先に『逆立ちをする事です』と答えるであろう。これを知っている人の人生と知らないでいる人の人生では大きく差が生ずると思われる。 」
これは、あるクリニックの院長先生がおっしゃったことだそうです。
この夏、肩こりと腰痛がひどく、とりあえず家で簡単にできる運動を検索しているときに、筆者は「逆立ち」に行き当たりました。逆さになると、骨盤が上がります。頭の位置が心臓より低くなるから脳への血行も良くなります。新鮮な酸素や栄養がそれによって補給され、炭素ガスや老廃物までもが取り去られます。骨盤が上がることによって、内臓下垂も定位置に戻ります。この状態になると、脳の働きが良くなり、全身の諸器官の働きも大いに活発になってきます。つまりホルモンの分泌や流れがスムーズに行われ脳の中枢が刺激されるわけです。逆立ちしている間は腹式呼吸をすることが大切なんだそうです。どのようにしたらいいかよくわからなくても、逆立ちをした状態で、お腹から息をゆっくり吸って、ゆっくり吐く、を繰り返すのだそうです。
「長い間の逆立ちが難しいという人は、20秒くらいから始めて慣れてきたら徐々に逆立ちする時間をふやし1分くらいできるようになりましょう。」と書いてあったのですが、筆者は最初、10秒ももちませんでした(汗)。逆立ちに慣れていないと、5秒だって大変です!とりあえず、10秒を目標に続けていき、今、やっと15秒ぐらいまでできるようになったところです。1分って、今のところは考えられない長さなのですが、少しずつ腕に力がついてくればなんとかなるでしょう。要は体をささえられるかどうかのモンダイです。逆立ちと言えば、手のひらを床について足を上に上げるのが一般的ですが、両腕のヒジをついて足を上げるヨガ方式のでもいいそうです。三点倒立というやつでしょうか。これは筆者はどういうわけか、後ろに壁がなくてもできます。ただ、これは首にかなり負担がかかります。一番楽なのは二人で背中をくっつけ合って逆さにおぶうような体操で、効果的は同じようなものだそうです。これなら息子とできそうです。また、両足を持ってもらい、両手だけで歩く、日本の小学校でやった「手押し車」でもよいそうです。逆立ちは、ちょっと特殊な運動といえば特殊なのですが、ほんの短い間でできることなので、毎日の生活に取り入れてみられてはいかがでしょう。