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日本支援:被災地からのお便り (その1)

(写真: Uさんご家族からのお心づけ物資&カードを手にする
拓人くんとご家族の皆さん)
 
 
takuto2.jpg東北惨事の被災者の方への物資搬送を通じて、タンパベイ在住の日本人ご家族と、
被災以来避難所となっている、岩手県陸前高田市に在る広田小学校で毎日の生活を営んで
おられる方々との間に新しい絆が生まれました。 

タンパベイのお友達(Uさん、村上くんメール内では「XXさん」)が送られた奨励の心づけは、「拓人くん」宛に届けられましたが、拓人くんとUさんとの交信は、双方のパイプラインとなって下さった村上さん(拓人くん&ご家族と避難所生活を共にされています)のおかげで続いています。

次に記すのは、Uさんが私達とシェアして下さった、村上さんから送られたEメールと写真の数々です。

* * * * * * 
XX 様

4月27日にメールを受信いたしました。

早速メールを印刷して、拓人君の家族にお渡ししました。 メールが届いたことを、また返事が届いたことを喜んでおりました。 

(写真: 拓人くんからUさんご一家へのお礼状)
 
 
 
Takuto-kun.jpg広田小学校避難所の事を少し説明しておきます。

現在、陸前高田市立広田小学校には、小学校の1階に津波で家を流された人が
約236人います。 小学一年生の教室だけが1階にあって、校舎2階では、小学生が
141人勉強をしています。 全児童のうち45世帯が津波で家を流されました。 
親を亡くされた児童は2名いるそうです。 

それから、広田中学校が津波で校舎が使用できなくなり、小学校の2階で授業を受けて
おります。 中学生全校生徒87名のうち、津波で家を流された生徒は24名、
親を亡くされた生徒が7名いるそうです。 

グランドは、仮設住宅建設で、児童生徒が使用出来ない状態です。 体育館も、救援物資の保管場所と本部が使用していて、児童生徒は使用できない状態です。

今回の津波で、児童・生徒が全員無事で、犠牲者が一人も出なかった事が本当に良かったと思いますが、親を亡くされた児童、生徒は、どれだけ悲しんでいることでしょう。
本当につらいですね。

陸前高田市は、岩手県で一番被害の多い所の一つです。 市役所の有る高田町は
壊滅状態です。建物が殆どありません。 市役所も壊滅し、職員も多数死亡しました。

4月27日  陸前高田市立広田小学校避難所
村上善彦

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(写真: 避難所となっている広田小学校の校舎)
 
 
takuto3.jpgXX 様

4月28日の避難所の一日を紹介します。

5時: 起床。 6時30分頃に朝食になります。

7時: 仕事のある人は出勤、

7時30分: 小学生の元気な声で、学校の一日が始まり、中学生も8時30分から授業が始まります。

8時: グランドで仮設住宅の建築作業が開始。児童生徒は、給食が始まっているので
教室で昼食をとっています。

午後3時: 児童の帰宅が始まります。 東京より婦警さんが10人ぐらいが帰宅する児童たちを自宅まで送っています。

午後5時頃: 夕食

午後8時: 消灯

これが、普段の一日です

休日は、救援物資の配給、全国からのボランテイアの炊き出しなどがあります。

ここ広田小学校も、避難生活をしている人の数も、だいぶ少なくなってきています。 
今日現在で、約140人ぐらいとの事でした。 連休明けからは、高田市内の仮設住宅も
一部入居可能になるので避難所暮らしの人も少なくなるでしょう。 

早く仮設住宅に当選して移りたいですね。 

(写真: 広田小学校から海を臨む。4月27日撮影)
 
takuto4.jpgさて、ご質問に答えます。

1.インターネットが使えるので電気は通っているのだと思っておりますが、水はどうなのでしょうか。皆様は入浴は可能なのでしょうか。

電気は、復旧しております。 電話回線はまだ、復旧していません。 携帯電話は、
復旧して普段道理使えています。 この、インターネットは、携帯経由のインターネット
(避難所本部のを使用しております)は、ボランティア団体の協力により、無償で
インターネットをしています。 

水、水道は当分ダメで、給水車のお世話になっています。 全国市町村からの救援で派遣された、給水車が来て毎日給水をしてくれています。 

入浴は、避難所に2台設置されていて、まきで沸かす風呂です。(週1回入浴でき
ます。当番制) その他に、自衛隊の入浴サービスも週2回あります。 親戚の家での
入浴に行く方もいます。 震災当初は3週間ぐらい入浴ができない状態でした。 
岩手県内陸の温泉地や、自治体がバスで迎えに来て入浴させていただきました。

2.温かい飲み物、食事をとることはできるのでしょうか。

温かい飲み物は、取ることが出来ます。 小学校の調理室で、プロパンガスを使ってみそ汁など暖かい物も出てきます。 食事は、避難所のご婦人方が、当番で、用意しています。 (うちの妻も一日おきにがんばっています) ご飯は、自衛隊の方々が毎食、用意して
くださっています。 

いち早く自衛隊が来てくださって ずーっと、テント生活で面倒を見ていただいております。 本当にありがたいことです。 

今は、全国から支援物資が届いていますので、何とか大丈夫と思いますが、今後食糧が
いつまで来るのか?、いつまで必要なのか? この点が本部の方が心配していました。

  takuto5.jpg3. 桜の花がとても綺麗に咲いていました。。。 気温は温かかくすごしやすくなっているのでしょうか。

だいぶ暖かくなってきました。 夜は、石油ストーブをつけています。 (昨夜は暖かかったのでストーブを消して寝ました) だいぶ暖かくなってきましたし、衣類は沢山いただきましたので、寒さには大丈夫と思います。 

4. 特に不足されている物資のリスト、また、差し支えございませんでしたら、
避難所の生活で、特に皆様がお困りのことなどございましたら、お聞かせ下さい。

この回答が一番難しい回答です。

本部の方にもお聞きいたしましたが、今は、それほど不自由な事は無いそうです。 ただ、やはり今後の食糧が安定的に届くのかが気がかりなそうです。 

まず、医療については、被災時に緊急医療チームが来て、薬の手配をしてもらいました。
診療所もあるので、薬については、大丈夫です。 歯科医も移動診療車で診療に来てくれ
ました。 メガネ店も老眼鏡や、コンタクトなど来ました。 くすり類も、薬剤師の方々が薬を持ってきました。 保健婦さん、赤十字の方々、作業ボランティアもきました。 
靴、長靴、スポーツシューズ、サンダルも来ました。 衣類もたくさん来ました。 
洗濯機、自転車、ランドセル、等々も来ました。

仮設住宅の備品については、エアコンとお風呂がついています。 その他電気製品
(7品)は赤十字社が全戸に設置するそうですし、市のほうも寝具などを用意する
そうです。

(7月号へ続く)

 
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