2015年4月

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例年より寒い日が多かった2015年の冬でしたが、すでに春を通り越して夏が来てしまったかのように感じるほどの天候です。これからまたどんどん暑くなり、半年以上真夏日が続くのかと思うとちょっとつらいところではあるけれど、この気持ちのよい季節を楽しみたいものですね。

4月といえば、日本では入学式などがあり、桜のシーズンといえるのではないでしょうか。東京では3月下旬から開花との予報で、これを書きながら思わず代々木公園の大樹や目黒川の夜桜を思い出してしまいました。

全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)という、ワシントンD.C.で毎年春に行われるお祭りがあり、1912327日に日本の東京市長であった尾崎行雄からワシントンに桜が贈られたことを記念して行われているそうで、行かれたことがある方も多いのではないでしょうか。最初の2本の桜の植樹から始まり、1913年から1920年にかけて寄贈された桜のうち、おおよそ1800本程度のソメイヨシノが植えられたそうです。途中、真珠湾攻撃への報復として切り倒されたりしたこともあったようですが、その後も数千本が贈られ、今では約3000本の桜がこの町を彩り、毎年この季節には、約3万人が訪れるそうです。

 

ちなみにこのお礼として、アメリカからはハナミズキの樹が贈られているようです。1981年に日本の桜が洪水で駄目になった時には、ワシントンの桜から挿し木したとのことで、まさに友好のあかし。なんだかいい話ですね。ちなみにこのワシントン郊外の住宅地ケンウッドでは1929年以来、一軒につき1本以上の桜を植えないといけないことになっており、住宅地一帯が満開の桜に包まれるのだそうで、なんとも羨ましい地域ですね!庭に桜の木があったら素敵だろうなあ、なんて妄想はしますが、シソすらちゃんと育てられない私には到底夢のような話。そんな我が家の庭にはビワとアボカドの大きな木があるのですが、キレイな花が咲く木がいいなあなんて欲張ってしまいます。ちなみに、ソメイヨシノなんかは、この辺りでは気候が合わないらしく、どんなに頑張っても咲かないとの記事を読みました。フロリダでもちょっと上の方へ行くと花を咲かせている人もいるようです。タンパだと、台湾チェリーというショッキングピンクの花を咲かせる木があるようです。

2015年の4月、キーライム通信は18周年を迎えました!!これからもタンパべイエリアに住む日本人のための、より身近な情報源としてお役に立てたらと願います。皆様からの素敵な情報ももちろん随時募集中です。

 

今後とも、何卒宜しくお願い致します。

 

キルゴ亜矢

 

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