地元サッカーチームのタンパベイ・ラウディーズで活躍する山田卓也選手のことはご存知の皆さんも多いかと思いますが、実はその山田選手がずっと色々な形で東北支援をなさってきていたのを最近知りました。チャリティーサッカー試合などサッカーを通しての支援、さらに一個人としてペットのためのボランティアもなさっています。
人間への支援の影であまり話題にならないペットへの支援。とは言え、そのことで心を痛めている人々もたくさんいます。山田選手が参加した「7iro
CARAVAN」は東日本大震災直後の2011年3月19日から支援を開始し、ほぼ月に一回ほどのペースで宮城県七ヶ浜町と福島県南相馬市の犬や猫の個々の飼い主さんに対して、必要な物資(ペットフードなど)を配給するとともに、仮設住宅に急に移らなくてはならなくなったペットと飼い主さんへのサポートも行っています。Caravanの名のごとくホームページ(http://doonegood.jp/7irocaravan/)にも載っているこのバンを借りて、「行ける時に行ける人が行って、出来る人が出来ることをする」ために
日帰りで行く強行軍です。
具体例をあげると、現地の人達の話し相手になったりworkshopで触れ合ったり、犬の散歩、爪切りをしたり、出来ることを探して、飼い主、ペットのストレスを少しでも軽減出来るようにそれぞれ行動しているようです。
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山田選手にお話をうかがいました:
キーライム通信(以下K):この活動に参加することになったきっかけは何ですか?
山田選手(以下Y):元々動物が大好きで一度ネコを飼った時に職業柄遠征や合宿が多いため悲しい思いをさせてしまって、それ以来自分で飼うことを諦め友達の経営するペットホテルに遊びにいくようになりました。そこのオーナーがこのボランティアのリーダーなのでその流れで参加させてもらっています。あと大型運転免許証を持っているというのも誘われた理由の一つです。
K:放射能汚染が懸念される被災地に足を運ぶことに 関しての不安はありましたか?
Y:はい。 ないと言えば嘘になります。確かな情報がな いのが一番の問題かと思います。
K:ボランティアとしてのこれからの課題はありますか?
Y:正解のない世界なのでせめて自分の周りの皆が持 っている気持ちとそれぞれできることを上手く繋ぎ合わ せて形にしていければいいのかな、、と
K:「ボランティアに行ってよかった!」と思える時はどんな時ですか?
Y:被災地の方たちやペットの笑顔や元気な姿をみれた時。でももしかしたら震災後に何もできなかった自分に対する自己満足かもしれない。ボランティアに行くことによって一人で抱えることなく様々なジャンルの方とそれぞれの意見や気持ちを感じたり共有出来ることも良い部分だと感じています。
ボランティアには様々な形があると思います。そして皆持っているものもそれぞれだと思います。時間、物資、アイデア、体力、お金、行動力、企画力、伝えること、、、、そして
祈り。どれも大切なのですがそこには常に心(気持ち)があると思います。なんでも良いと思います。復興にはまだまだという現実をみてきたものとして皆がそれぞれ考え少しでも心を持って行動に移すことが大切なのかと思います。この事を伝えさせてもらえたことに感謝します。
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南相馬の仮設住宅の方々が作って下さった着物地でくるんだ美しい貝殻のチャームをたくさんプレゼントされた山田選手が、それをキーライム通信にプレゼントして下さいましたので、私達はこれに少し手を加えてI
Love Japan Craftの特別ペット用チャリティーとして販売を開始しました。こちらの商品の売り上げはこのペットのための支援に使ってもらうために寄付をする予定です。
https://keylimenewsletters.com/2013/09/100.html
山田選手オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp/official/yamataku/
ラウディーズ・ウェブサイト
http://www.rowdiessoccer.com/
(ページ担当:山﨑由紀子)