地元以外の人に「どこに住んでますか?」と聞かれると「タンパです。」と答える人は多いと思いますが、この場合実際にはTampa Bay Areaをさしているかと思います。では、一体どこまでがこのエリアなのか?と考えると意外と曖昧です。そこで今回はこのTampa Bay Areaのこと、およびその中にある地域のことなどを書きたいと思います。
まず、実はTampa Bay Areaがどこまでを含むかの定義があまりはっきりせず、パッと考えると実際のTampa Bayを取り囲むエリア(すなわち、Hillsborough CountyとPinellas County)ではないかと思いますが、少なくとも一番一般的に考えられるのは、アメリカ政府の国勢調査で使われるMetropolitan Statistical Area (MSA)だと思われます。
これによるとこのエリアはTampa – St. Petersburg – Clearwater MSAとなりますが、これに含まれるCountyはHillsborough、Pinellas、Pasco、Hernandoとなります。
Tampa Bay News(新聞)の記事では(2018年3月23日付)国勢調査によるとタンパベイの2018年度の推定人口は309万人を超えており、マイアミについでフロリダ州で2番目に大きい都市圏となります。2017年には5万5千人の人口増加で、これは全国的に見ても10位です。ちなみにオーランドは8位です。「最近人が増えた、車が多い気がする」と思うのは気のせいではありません。笑 以前はリタイアしたシニア世代が引っ越してくる場所というイメージでしたが、近年ではリタイア組はもちろん、ハイテク、金融、医療など様々な雇用機会も多く、さらに物価も安め、美しい海と温暖な気候、などの理由で若い人口もどんどん増えています。おしゃれでトレンディなお店が増えているのもうなずけます。
Tampa Bay Areaで一番大きい市はTampaで人口約39万人、次がSt Petersburgで約26万人、3位がClearwaterで約12万人です。他にも小さめの市や町がたくさん混在しているので、それぞれのエリアの特徴もあり、それがこの地域の魅力だと思います。
2大トレンディエリアはSouth TampaとDowntown St. Petersburgでしょう。個性溢れるレストラン、カフェ、小売店が軒を連ねています。海の美しさではやはりメキシコ湾の真っ白な砂のビーチです。これもHoneymoon IslandやFort De Sotoの様な最高の自然美を楽しめるビーチから、ビーチパラソルや観光客で賑やかなClearwater Beach(Trip Advisorで全米1のビーチに選ばれました。ビーチで遊ぶためということだと思いますが。)まで、色々な楽しみ方ができます。
他にもHillsborough Riverの周りにも美しいスポットや公園も多くあります。
歴史的なダウンタウンがチャーミングな場所も多く(Dunedin, Tarpon Springs, Safety Harbor, St. Petersburg, Gulfportなど)特にこれから5月くらいまでは様々なイベントも頻繁に行われます。
タンパベイでも特に目覚ましい発展を遂げているのがPasco County東部(Wesley Chapelやその周辺)とHillsborough County南部(Riverview, Ruskinなど)です。久々に車を走らせると景色が昔とまるで違います。
都市部も以前はちょっと危なかしかった様な地域が(特にTampaやSt Petersburg)再開発の波で、ウェアハウス&アート風のエリアに変貌を遂げ、新しい文化の発信地になっています。
しばらく行ってなかった場所に良い季節を利用して出かけてみるときっと楽しい発見があると思います!
ページ担当:山崎由紀子