2013 4月号

今年のタンパエリアの冬は、例年よりも肌寒い日が多く続いていた気がします。私は5年前の冬― タンパに越してきて初めての冬を迎え、冬用の上着を着た回数が片手で数える程暖かかったのを覚えていますが、今年はダウンジャケットを着用する回数がとても多かった気がします。



日本では春の訪れとともに、桜の開花が待ち遠しいところ。はかなくもすぐ終わってしまう満開の桜を堪能できる期間。この春の風物詩とも言える日本のお花見シーズンを恋しく思う方も多いと思いますが、ここタンパエリアで目にすることのできる花木も少なくはありません。私が個人的に一番好きなのは、Jacaranda(ジャカランダ)です。シダ状の葉で、薄紫色のラッパ状の花をたくさんつけます。木の下を歩いていて花が頭に落ちると幸運が訪れるという言い伝えもあるようです。

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他にも、Tabebuia(タベブイア)と呼ばれる黄色い花をたくさんつける木があるのですが、風に揺れてその花が散る風景がとても美しいなあと思いました。このタベブイアにはたくさんの種類があり、ピンクや紫の花をつける木もあるようです。

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そして、Callistemon(カリステモン)という赤いブラシ状の花をつける木もとてもきれいです。俗にRed Bottlebrush Treeと呼ばれており、日本ではそのまま「ブラシノキ」学名のカリステモンはギリシャ語で「美しい雄しべ」という意味だそうです。

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先日ある方のコンドミニアムの窓からサウスタンパを一望できる機会があり、その際に非常に驚いたのが、樹林の緑の多さでした。タンパベイエリアにこんなにたくさんの木々が植えられていることに、実は初めて気付かされました。確かに、これからやってくる厳しい日差しを遮るには、大きなオークの木々が最適。タンパは緑で溢れているのです^^

 

2013年の4月で、キーライム通信は16周年を迎えました。これからもタンパべイエリアに住む日本人のための、より身近な情報源としてお役に立てたらと願います。皆様からの素敵な情報も随時募集中です。今後とも、何卒宜しくお願い致します。

 

(キルゴ亜矢)

 

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