四月号特集:田中朗子先生インタビュー

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Tampa Bay Research Institute (TBRI)で2月6日(水)に催された研究プレゼンテーションに参加して、研究レポートを拝聴して非常に感化されたあと、同Instituteの創設者の田中先生と個人的にお目にかかってお話を聴く好機を授かりました。  今回は、その席でのお話の内容をまとめたものを掲載させていただきます。
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Q:  TBRIが創設されたきっかけは?
A:  私は以前から、東洋医学と西洋医学の統合(Integrative Medicine)を夢見ていました。 1980年、私の母校である昭和大学に、日米の大学の協賛の元に統合医学を推進するアイデアを提唱したことから始まり、Roosevelt  Blvd 沿いに、St. Petersburg市から120年契約のリースで借りた土地に、昭和大学からの基金で面積33,000平方フィートの研究所を建築し、1981年にNPO(非営利団体)として発足され、1983年の研究所建築完成と共に Showa University Institute として設立されたのが、現在の施設の前身です。
Q:  Pine Cone Extract とは何ですか?
A: 長崎県で古くから伝わる Home Remedy で、松ぼっくりを煮て作ったお茶が、流感や胃潰瘍などの治癒に効果があると伝えられていました。 また、五世紀にローマ軍の担当医であったギリシャ人医師Dioscoridesのジャーナルにも、Pine Cone Extract の効用が記されています。 Pine Cone Extract  は、医学用語で polyphenylpropenoid-polysaccharide complex と称し、省略して PPC と呼ばれている化学物質です。 体内の Immune System  (免疫機能)を軍隊にたとえた場合、この免疫軍隊の「元帥」と云える存在である dendritic  cells  (略してDC、樹状細胞)の働きが、PPCによって活発になることが、研究によって明らかにされています。 DCとPPCの相互関係の詳細を探ることが、今後の研究のテーマとなっているわけです。
Q:  Immune Extract とは何ですか?
A: PPCをカプセル状にしたものを、サプリメントとして市販できるようにしたものが Immune 
Extra で、販売契約を提携した会社(Allera Health Products,  Inc.)のサイトでお買い求めいただけます。  www.ImmuneExtra.com
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Q:  PPCは、どういった病いに効用があるのでしょうか?
A:  PPCは、人体の免疫力を促がす役目をするものなので、免疫力に関わる多種の病いに効果があります。  一例として挙げられるものは、HIV、癌、感染病や、アレルギー症、 autoimmune  障病、等々ですが、パーキンソン病やアルツハイマー病にも効果が見られます。
Q:  これまでに、どういった効用結果が出ていますか?
A: 一方の肺の半分以上を占めるほどのサイズの癌細胞で、主治医にも見放されていた12才の男の子が、PPCを摂取し始めてたったの二ヶ月で癌細胞のサイズが劇的に縮小し、その後の検査の結果、残りの癌細胞も、necrotic cells  (壊死細胞)であることが判ったというケースや、46才の末期症状のリンパ腫患者の男性が、Interferon とPPC の併用治療の結果、奇跡的な快復をした、というケースがあります。
筆者コメント: 2月6日のTBRIでのプレゼンテーションに、上記のリンパ腫の男性も参加しておられ、スピーカーに名指されて、元気なお姿で応えていました。
Q:  PPCには副作用がありますか?
A:  これまで20年間の様々な実験研究や摂取経験上、安全で副作用も無いことが実証されています。
Q:  TBRI の資金は、どこから調達されるのでしょうか?
A: TBRIは非営利団体ですので、研究所の運営資金は、政府からのグラントの他は、個人や企業からの寄付金や、チャリティーイベントで集まった基金、そして、研究所団体のメンバーシップ会費などから成り立っています。
筆者コメント: TBRIに寄付金をされる場合は、小切手の宛先欄に Tampa Bay Research Institute  と記して、10900 Roosevelt Blvd. North, St. Petersburg,  FL 33716-2308  に 郵 送 下 さ い 。 T B R I  の  H P  の 画 面 右 上 に あ る “Donate Now”ボタンをクリックして出てくるページでも寄付が出来ます。
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田中先生のご活躍を、キーライム通信一同、これからも応援させていただきます!  また、TBRIでは、三ヶ月ごとに、研究結果のプレゼンテーションが行われているそうですので、参加をご希望の方は下記にご連絡ください。
電話:727-576-6675  
FAX:  727-577-9862
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