アメリカ在住者、日系人の為の準備ノート Part 1 (もしもの時に大切なこと)

先月号で説明させて頂きましたように、ボストンのJBLINE(日系ボストニアンサポートライン)の方々が2年余の歳月をかけて製作なさった「日系シニアの為の準備ノート」のアウトラインを、6ヶ月に渡り私共なりにまとめた形の連載が今月から始まります。

○この準備ノートの役割は以下の3つです。アメリカの家族、日本の家族の為に、ノートを2ヶ国語で用意することがキーポイントでもあり、とても大事なことです。

1) もしもの時に、身近な人に自分の希望や意思を伝えるためのノート

2) いざという時に備えて、大事な情報をまとめておく備忘録

3) お役立ちリソースブック

 

○内容として:

1)私についての覚書(2ヶ国語での覚書)

*自分(About me)名前(旧姓も)、生年月日、現住所、本籍、電話、携帯、メルアド、出生地、勤務先、学歴、職歴、過去の居住地、その他

*配偶者(About my spouse)の名前、生年月日、出生地、住所、連絡先、その他

*子供 (About my children) 名前、生年月日、出生地、住所、連絡先、その他

*両親(About  my
parents)名前、生年月日、出生地、住所、連絡先、その他

これらの情報の多くが死亡証明書が作られるときに必要になります。

2)私についての情報

*資格(Qualifications and Licenses):取得日、内容、保管場所

*大切な番号など

            アメリカのもの(SSN, Driver’s License, Green cardPassport

            日本のもの(マイナンバー、パスポート、基礎年金番号・年金手帳、免許書)

3)担当の弁護士、或いは会計士

名前、連絡先、電話、メルアド、その他

 

4)私の健康について

     
主治医、歯科医、他にかかっている医療機関:名前、住所、医療機関名、診療科、電話番号

     
健康保険、歯科保険(いずれも会社名、種類、番号、契約者、保管場所など)

     
健康状態(身長、体重、血液型、アレルギーの有無、使用装着しているもの。めがね、コンタクト、インプラント、ペースメーカーなど

     
現在抱えている病気、常用している薬(病名、症状、飲んでいる薬・量・回数、治療期間など)

     
過去にかかった大きな病気、怪我など(病名、医療機関、担当医、治療期間)

     
予防接種の記録(ワクチン、インフルエンザ、帯状疱疹、肺炎球菌など)

5)家族の病歴(Family Medical History)父母、祖父母、

 

6)緊急連絡先(名前、自分との関係、連絡先、など)

 

*「準備ノート」にはこうした内容が表にまとめられ、きちんと記入できるようになっています。

もし必要でしたら、編集部にお知らせください。情報はマサチューセッツを中心に調査されたもので、フロリダとは違う部分もありますが、そこをご了承くださり、ご希望の場合は、私共がまとめて注文いたします(一冊15ドル)

 

○老後はどこで迎えるのか —

 

いつかやってくる老後。どこで迎えるか考えられたことはありますか?まだまだと思っていらっしゃる方々も、老後に備えて情報を集めておくことは、きっと何らかの形で役に立つ時が来ると思います。一度考えておけば、プランが変わっても動きやすいことでしょう。あなた(とご家族)にとって大事なことは何ですか?また不安なことは何ですか?
日本の親・兄弟
/ アメリカの子供や孫 / 友人/ 医療・介護・医療・介護保険/住まい/お金/文化の適応/日本食/お墓などでは必要なことは何でしょう。   市民権・帰化手続き / 法的書類 / 住み替え
/ 貯蓄や保険見直し など、現段階でのそうしたことをこの「準備ノート」は網羅しています。 (この記事はJBLINEの許可の元、まとめを掲載させて頂いております。JBLINEの皆様有難うございます。)

 

 

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