わたくし、何を隠そうこの3ヶ月でクレジットカードの不正利用を 2度もされてしまいました。もちろん不正利用をされるたびに、ク レジットカードが交換され、携帯電話からNetflexの支払いといっ た、すべてのオートペイメントの設定をやりなおさなければならな いという悪循環。デイリーユーズとオートペイメントのクレジット カードを分ければいいのですが、ポイントを貯めていたりするので つい。笑
いったい何がいけないの?!なぜ不正利用されるに至るの?!と不 正利用課の電話担当者に問うた際に返ってきた言葉は・・・わたし の利用履歴を見ながら
「ガソリンスタンドかなあ、違うところで数 回入れてるよね?スキミングだろうねえ」
というもの。そうです、 スキミングとは、デビットカードやクレジットカードなどのカード 情報を盗まれ、勝手に使われてしまうことなわけですが、例えばこ のガソリンスタンドの場合、カードをスライドするところに、カパッ とリーダーがはめられていて、そのリーダーがあっさりカード情報 を読み込むのだそう。聞いたことはあっても、こんな原始的な不正 が蔓延しているとは、なんと恐ろしい!あっさり見分けられないことの恐ろしさたるや!
ちなみに、カードをスライドさせるところに この「カパッ」とニセモノがマウントされている率が一番高い州が、 フロリダ州なのだそうです。下の写真、どうですか!これはなかな か気づけないですよね〜!?(笑)
ほとんどのクレジットカードは「責任ゼロポリシー(zero-liability policies)」を提供しています。連邦法で60日以内に詐欺行為が報 告された場合は、最大50ドルまでは責任を問われないそう。レスト ランのウェイターやコールセンターのオペレーターによるスキミン グの事例もたくさんあるので・・・防止は難しいのですが、マメに クレジットカードの明細を確認することが大事。このスキミング以 外のクレジットカード詐欺を防止するためのヒントです。
- 1)フィッシング」に注意 フィッシングは、クレジットカード番号などの個人情報を漏らす詐 欺行為。Eメール、電話、テキスト、郵便物など様々な形式があり ますが、皆さんもロゴや会社名あ使用されているこわいEmailを受 けても、間違ってもリンクをクリックしたり、添付ファイルを開け たりしないようになさってくださいね。信憑性を確認するには、ま ず送信者のメールアドレスに要注意。
- 2)EMVチップカードを使用 カードをスライドせず、チップを 読み込ませる方法で支払うと、不 正行為がかなり軽減されます。た だし、無人端末(ATMなど)には 注意して、カードスロットに不審 も物体がある場合は、使用しないように。
- 3)スマートフォンで支払うApple PayやAndroid Payなどのスマートフォンベースの支払いサー ビスだと、実際のクレジットカード番号を収集されないのでより安 全。デバイスのロック画面はパスワードで保護されることが多いの で、個人識別番号や指紋などのバイオメトリック識別情報によって ロックを解除されない限り、使用できなくなるからです
- 4)図書館、空港などの公共のWi-Fiでのクレジットカードによる取 引を行わない VPNの特集でもお話しましたが、公共のWi-Fiはハッカーからしたら 丸見えです
- 5)オンラインパスワードの強化 文字、数字、特殊文字のランダムな組み合わせを入れて、オンライ ンパスワードを強化しましょう。どうしても同じパスワードをすべ てに使いたくなりますが、 アカウントごとに変えるのが理想的
- 6)クレジットカード番号を示す書類・文書をシュレッダーにかける。めんどくさがってはいけないのですね。小さくして抹消すべきとのこと。
アメリカ生活
=クレジットカード生活。便利なクレジットカードの利用は自己責任。
ズボラなわたしも、最近は明細表をきちんと確認するようになりました(恥)
(キルゴ亜矢)