以前タンパベイエリアに居住され、ご専門の医療関係(特にメディケアなど)そして当時滞在なさっていらした中国のことなどでご寄稿を頂いたこともある河野圭子さんは、現在ボストンにお住まいです。日系人の多いボストンにはJBLINE(日系ボストンサポートライン)が2010年10月に設立され(非営利団体)、24時間365日のホットライン、ケースマネージメント、カウンセリング、サポートグループなどニューイングランド地方の日系人の為に様々な活動をなさっていらっしゃいます。羨ましい限りですね!
圭子さんから、JBLINEが製作された「日系シニアの為の準備ノート」を送って頂きました。2013年末から2年かけて有志の方々と製作に取り組んでこられたノートだそうです。このノートを読ませて頂き、アメリカに住む私達が老後を迎える時の為に、或いは年齢に関わらず万が一の時の為に、知っておくべきこと、大事なことを網羅なさっていると思いました。ノート作成の為にどれだけ時間を費やし、ご苦労なさったことでしょう!2国間に言語が異なるそれぞれの家族を持つ私達に絶対に必要な知識、情報だと声を大きくしてお知らせしたく思います。この情報を是非ともタンパベイエリアに住む皆さんとシェアしたく、JBLINEの方々に連絡させて頂きましたところ、快く承諾してくださいました。
来年1月号から6ヶ月に渡りまして、セミナーハンドブック&ノートのアウトラインを、私共なりにまとめた形で掲載させて頂く予定です。ただ、ノートは200頁弱の大きな印刷物で、詳細に渡っておりますし、自分の情報を書き込む(自分の意思を身近な人に、両方の言語で伝えておく為!これが大事です!)形になっています。マサチューセッツ州とフロリダ州では多少内容が異なる点はありますが、このノートの購入をお勧めします!もしご希望なら編集部にご連絡ください。ノートをお見せいたします。タンパベイエリアの皆さんの為に送ってくださった河野圭子さん、そして多くの時間とマンパワーで完成された情報のシェアを快諾してくださったJBLINEの皆さん、本当に有難うございます。
2017年1月より、ボストンで開かれましたセミナーハンドブックの内容を含め、以下の6項目について、「日系シニアの為の準備ノート」と照らし合わせてまとめさせて頂く予定です。(多少のタイトルの変更は有り得ますので、ご了承ください。)
もしもの時に大切なこと「準備ノート」より
1)私についての覚書の勧め・老後はどこで迎えるか?
(2017年1月号)
2)市民権・帰化 (2017年2月号)
3)法的書類 (2017年3月号)
4)住まい (2017年4月号)
5)年金・健康保険 (2017年5月号)
6)葬儀・お墓 (2017年6月号)
JBLINE:(日系ボストニアンサポートライン)
電話(781)-296-1800
Email: help@jbline.org
ホームページ:http://www.jbline.org/home
JBLINEは日米のどちらかで教育をうけた10人を超える臨床家と、100名以上のボランティアが問題解決に携わられていらっしゃるそうです。日常生活での困りごと、アメリカのシステムでわからないことやリソースの活用などを、電話やメールで相談でき、必要に応じては直接的なサポートも可能な由。