5月号 地元情報: Downtown St. Pete

Shine.jpg最近 St. Petersburg 市のダウンタウンに行くと、
大きな壁画の数々が目につきます。 

去る秋に 『シャイン Shine』 と題したフェスティバルが
同市で開催され(http://shineonstpete.com/)、
それを機会に広がったのが、
この壁画運動の Murals たちだと聞きました。 

SHINE は、いつも太陽の光が
燦々と降り注ぐところに因のタイトルだそう。 

Central Avenue/3rd to 8th Street の辺りは
Central Arts District と呼ばれています。

フィラデルフィア, ニューヨーク, マイアミなどで
数年前に Murals を見た時は「なんで?」と首をかしげましたが、
センピーでも盛んになる傾向なのが気になって調べてみると、
ツアーが出ている(FloridaCraftArt.org)と聞いて
早速参加しました。 

土曜日の朝だったのでわりと Free Parking にも恵まれ、
立ち並ぶレストランの中の Dome Grill でお手頃なランチをして、
楽しい一日になりました。

ご自身で歩いて見られる場合、路地裏コースがお薦めです。 
なぜなら、不景気でビジネスと共に不要となった倉庫を
安い家賃で借りてアトリエとして
地域のアーティスト達が拠点としたことから、
Murals 達は、古くなった建物の
裏壁や倉庫の戸などに多く描かれているからです。

昔は「落書き」としか思っていなかった物が、
今では、芸術家達がプライドを持って
お披露目するストリートアートとなり
人気を呼んでいます。 

これら Murals が Graffiti (壁の落書き)と異なるのは、
Murals が「市の許可を得て描かれた」というポイントです。 

また、画廊に展示された絵と違って、
買われて持ち去られることがない反面、
雨や風などにさらされますが、それでもいいのだそうです。 
ダメージを受けた壁画は、
新しいアイデアの壁画に生まれ変わるのでしょう。 

芸術家たちは、
常に新しい文化に変遷するべきという
信念を持つと聞きました。 
ですから、同じ画が、
いつまでも同じ場所で見られるとは限りません。


まず一つ、見逃せないのは、
Florida CraftAft Gallery (Central Ave & 5th St) の裏の、
駐車場から見える巨大な壁画です。 


壁画.jpg見上げると、
4階に緑のネクタイを締めたビジネスマンの顔があります。 

ヨガの座で手は○を作り悟りを求めているようで、
眉間には△の印が付いているので
メンタル調整のフォーカスがポイントでしょう。  
そして、右に目を移すと、お腹からクラゲが・・・。 

クラゲ? そうですね、クラゲの脳は乏しいと聞いています。 
従って、ビジネスマンの脳にも、
『無』の開放感を与えたと云うのでしょうか。 

せわしなく道を行くビジネスマンのストレスが開放される・・・と? 

この画のタイトルは ”Moment of Reflection” ですが、
日本語に訳すと、「反省のひととき」といった感じでしょうか?

記事ご投稿: プランタムラ伸子さん

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