先月号はアメリカから日本への送金(銀行間)をレポートしました。一口に送金と言っても、それぞれ金額、目的も違い、何がベストの送金方法かを選ぶことは、かなり難しいことだと思います。また、その送金方法条件、内容も、常時変わっておりますので、普段から色々な情報をアップしておくことも大事ですね。今月は日本からアメリカへの送金一般についてのアウトラインをまとめてみました。
1)日米銀行間の送金:3種類の手数料がかかります。
A)送金時に銀行へ支払う手数料
B)両替時にかかる為替手数料
C)受け取り銀行に支払う手数料
SBIレミット:このサービスは、Moneygram社のシステムを利用した国際送金サービスで、日本の家族などから簡単に送金を受けることができます。アメリカで銀行口座を持っていなくても、パスポートと受取りに必要な番号(Reference
Number)のみで銀行から受取りが出来ます。受け取り銀行の口座が必要ない為、受け取り手数料もかからない。送金手数料もほかに比べると安い。
https://www.remit.co.jp/MainVisitorsHome.jsf?menuid=1
それぞれの銀行:銀行によって、支払い手数料、為替手数料、受け取り銀行に支払う手数料などが違います。下記のサイトに銀行間の詳しい数字が明記されています。
http://gspot.in/diary/remittance-fee/
2)郵便局、ゆうちょ銀行からの送金:
1)国際郵便為替を作りそれをアメリカの住所へ送る(上限7000ドルまで):郵便局
この為替を銀行へ持って行き、現金化できます。銀行によってはその手数料が請求されることもあります。
2)ゆうちょ銀行より、口座間送金(電信振り替え)または口座あて送金(振込為替)
詳細は下記のサイトをご覧ください。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/kaigai/sokin/kj_tk_kg_sk_usa.html
3)カード
日本の銀行でPlusやCIRRUS のATMが使える国際カードを作り、この日本の銀行口座に、日本国内で入金しておけば、PlusやCIRRUS のATMを使い、海外で引き出せます。
4)PAYPAL
PayPal.comを使う。パーソナルアカウントであれば、送金も受け取りも口座開設も全て無料。日本からお金を送ってもらう場合は、相手が既に使っている銀行口座からPayPal.comに日本円で入金して、アメリカで受け取る側は Paypal.comの自分のアカウントにお金が入っている事を確認してから、アメリカの自分の銀行口座にドルで引き落とす事ができます。円からドルに自動的に換算される為替相場レート料金は、合計金額の2.5%。通常の銀行と比べると、かかる料金は安い。注意しなければいけないのは、送る側と受け取る側が両方Paypal.comのアカウントを持っていなければならないという事です。
http://paypal.manualfirst.com/
○手数料を節約して海外送金する方法:
上記のタイトルのサイト(http://kaigaisokin.seesaa.net/article/32029692.html)
はとても興味深い内容でした。金額別アメリカドルのお得な海外送金方法比較ということで、5万円、10万円をそれぞれの方法で送る場合の手数料の比較が記載されておりましたが、シティバンクキャッシュカード、クレジットカードの海外キャッシング、楽天銀行(個人、法人)SBIレミット、りそな銀行VISAデビットカード、PayForex,新生銀行GOレミット、郵便局・ゆうちょ銀行、マネーパートナーズの両替、外貨建MMF,国際キャッシュカード、シティバンク、新生銀行、三井住友銀行(SMBCダイレクト)、一般銀行、ソニー銀行、カレンシー・オンライン、セントラル短資FXの両替、PAYPALなどなど、それが何を意味するのかわからない言葉も含めて、多種の送金方法があるということなのでしょう。残念ながら、私共では、それぞれの銀行、内容について調べかねますが、語彙を増やして、アンテナを建てて、これからも送金方法について、学び、アンケートも含めて、レポートしていけたらと思います。