2012年9月特集地元発見

 

Ichetucknee Springs State Park River Tubing


ichetucknee2.jpg

 

本当は夏休み前に掲載したほうが理想的だったかもしれませんが、でも、まだ暑い日が続くので大丈夫ですし、来年の夏休みには、是非いらしてください。

 

 キーライム通信でも何回かご紹介しましたが、本当に自然の中、心ゆくまでのんびりできます。何年も前になってしまいますが、ここを発見してからは、夢中になり、暫くの間、友人達と何年かに渡って通っていました。 リバーチュービングは、タイヤもどきの浮き輪やゴムボートなど(レンタル可)に乗って、ゆらゆら流れていきます。 1時間半コース、2~4時間コースなど色々あります。泳ぎたい方には、澄んだ泉の水は冷たいので、ウエットスーツがお勧めです。 日本からの友人をお連れしたところ、ディズニーよりずうっと面白いと喜んでくださいました。小さいお子さんがいらっしゃる方でも、一緒にボートに乗れて、短時間なら大丈夫ではないでしょうか。


High Springs というI-75に沿った小さな町が拠点です。タンパから北へ3時間のドライブですし、朝早く出れば、日帰りも可能。 でも、可愛いペンションに泊まっての一泊旅行もお勧めです。 講演への入園者の数か決まっていますので、日帰りの

場合は、午前8時までに公園に入れるように出発してください。


リバーチュービングのあとは、講演でお弁当を食べるのも良し、或いは High Springs の有名なレストラン Great Outdoors Restaurant で、お茶か夕飯を食べるのも良し。 家族連れ、グループで楽しめる絶好の場所です。フロリダならではの楽しみが、たくさん詰まってますよ!


(ハインズのり子)

ペンション情報

www.tripadvisor.com/Tourism-g34287-High_Springs_

Florida-Vacations.html

Great Outdoors Restaurant

www.greatoutdoorsdining.com/home/#homepage

Indialantic Beach

ウミガメ産卵観察体験記

sea turtles.jpg

タンパベイではないのですが、車で2時間離れた反対側コーストのビーチで素晴らしい体験をすることができたので、ご紹介させていただきます。

先日、Indialantic Beach付近で、ウミガメの産卵に立ち会うことができました。 付近に住む友人の案内の元、月明かりを頼りにビーチを歩き回ること約30分、産卵を終え疲労困憊の中、後ろ足でゆっくり何度も何度も卵に砂を被せて隠している最中の大きなウミガメの周りに、すでに小数の人だかりが。 毎晩のようにビーチを訪れている友人むっちゃんによると、この日はたまたま人が多かったとのことですが、とにかく無言で少し離れて見守りました。 私はその母亀の必死の姿に思わずウルウル・・・海に帰っていく姿を見送りました。

このあとちょうど産卵中のウミガメに遭遇しただけでなく、埋まっていた卵から出てきたばかりの100匹近い子ガメたちが、海をめがけて必死にペタペタ歩いている光景にも遭遇しましたが、実際大人になれる亀は何千分の一の確立なのだと知り、その希少さに鳥肌がたちました。 私の稚拙な文章力では表現できないほど心にぐっとくる、テレビでしか見たことのなかったその光景に、ただ息を呑むばかり。 

この体験をみんなにして欲しいと思うものの、産卵期だからといってビーチに行けば、この光景に遭遇できるかどうかは誰にも分かりません。 私が行った夜は満月で、雲があったものの月明かりで神秘的な夜でしたが、ラッキーだったと思います。

見に行く際、注意しなければならない点はたくさんあります。ただしこれらの情報もどれが本当に正しいのかはイマイチ定まっていないようなので、ウミガメの気持ちになって、嫌なことは絶対しない!というのがまず第一。私はエキスパートが一緒にいてくれたためアドバイスを仰げましたが、行かれる方は各自調べてくださいね。ここに書ききれる最大注意事項を一応・・・懐中電灯をウミガメに当てないこと。(夜光灯などを使いましょう) 当然ながら、きっと産卵中は放っておいてほしいはず。 とにかく、実際に卵を産み始めるまでは、決して近づいたり声を発したりしないこと。 その際のカメラのフラッシュはもちろんダメ。 一度産み始めたら、後ろ向きからならOKという説もあるのですが、絶対ダメ!という人も。なので、ここは各自調べてください。地元の方たちはこのビーチのゴミを拾い、某団体によって卵のある場所には看板が立てかけられています。 マナーをきちんと守ることで、より良い体験ができると思います^^ 

1) 上陸 20分~30分

観察できません! 暗くなって波打ち際に接近したウミガメは警戒心が強く、すぐには上陸しません。 暫く波間を漂い十分安全を確認してから上陸します。 砂浜に上がったら暫く口を砂に突き立てて周囲の様子を調べます。上陸したら少し歩いては頭を上にあげて大きく息をし、また歩くという動作を繰り返しながら産卵場所を探します。

2) 穴掘り 25分 観察できません! 産卵場所が決まると、前後の足を使って体が砂に沈むくらいの深さまで砂をかき分けます。 次に後ろ足を使って直径20~30㎝、深さ50~60㎝ほどの穴を掘ります。

3) 産卵 30分 観察できます 穴掘りが終わったら、穴の端に後ろ足を置き、10数秒おきに2~3個の割合で30分ほどかけて産卵します。 アカウミガメの卵の大きさは直径40ミリ前後あり、色は白くてピンポン玉に似ています。 1回の産卵で100~140個ぐらい産みます。

4) 穴埋め 20分 途中まで観察できます 産卵が終わったら、後ろ足を交互に使って砂を穴に入れます。 穴が埋まってくると砂を押し固め、さらに砂を卵にかぶせるという作業を数回に渡って行います。

5) 降海 10分 観察できません! 卵が完全に埋まったら、産卵した場所をカモフラージュするように砂を後方に飛ばしながらしばらく進み、それから海に帰っていきます。

註:これはあくまでも個人の体験記ですので、各ご質問にはお答えできませんので、ご了承願います。

記事担当:キルゴ亜矢

タイトルとURLをコピーしました