私たちの生活にはますますハイテクなものが入って来て、目にかかる負担は一昔前と比べて格段に増えているのではないでしょうか。コンピューターの画面を何時間も凝視するだけでなく、小さなスマートフォーンの画面を見続けたり、コンピューター以外の細かい手作業でも目が疲れます。
以前仕事が集中してコンピューターに向かう時間が長くて長くて目が痛くなるほど疲れた時にやってみたのが、この「目の運動」でした。数分するだけで、目がすっきりする上に視界も少しはっきりします。目の奥の筋肉が引っ張られているのも感じられます。
パソコン作業や読書などで近くを見ると、水晶体が厚くなりますが、この厚みを維持し続けようと、毛様体筋は縮み続けるため負担がかかります。また、同じ距離でパソコンの画面などを見続けると、眼球を固定するためにさらに毛様体筋の負担が増え、こわばりも増します。
そんな時にはどこでも簡単に出来る「目の運動」が効果的です。
1)眼球を上下に動かす
眼球を上下に動かす。1分ほど繰り返す。
2)眼球を左右に動かす
眼球を左右に動かし、少しずつスピードをアップする。
1分ほど繰り返す。
3)眼球をぐるりとまわす。
ゆっくりと円を描くように、両目を回す。
1周、5秒くらいかけてゆっくり回すことがコツ。慌て
ずに行いましょう。
顔は固定させて、楽な姿勢でゆっくりと、なるだけ広い範囲に眼球を動かすと良いと思います。私は片手にペン等をもって、それが見えるぎりぎりの範囲まで動かすようにしています(ただ漠然と眼球を動かすよりきちっと動かせる様な気がするので)。いつも酷使して、お世話になっている目、きちんとケアして末永くがんばって欲しいものです。
(ページ担当:山﨑由紀子)