特集:日本支援募金の行き先について

 

キーライム通信が東日本大地震の募金活動をスタートした時、どの募金先を選ぶか、支援募金を装った詐欺も多いと聞きますし、チェックポイントとしてまず考えたのは 1.信用できる団体か。2.本当に必要としている人に、全額までいかなくても、其れに近い割合で届いている可能性がある 3.ドルで日本へ募金を送れる 4.募金をして下さる方々へ、税金の控除となる募金先か?などでした。残念ながら、夫々の団体の実態が全て把握できるわけではなく、わかり得た情報の中から、信頼できると考えて、マイアミ総領事館を通じて日本赤十字へ寄付させて頂く形を選択しました。総領事館からのレシートは送ってもらえますが、アメリカでの税金申告の際の控除とはなりません。今後の募金の参考になればと、主な慈善団体、お勧め募金先などをまとめてみました。

 

米国赤十字    

 

なんといっても慈善団体の大手ですし、最初は私共も米国赤十字を考えました。募金額は米国での税金控除になります。ただ、募金額の9%~440%(この数字の出所は未確認)を必要経費として取ると何箇所かで読み、また、米国赤十字ウエブサイトの中の以下の文章を読み、他の団体に寄付することに決めました。(日本の為にと米国赤十字に寄付したお金が、他の災害に廻る可能性があり得るといった内容です)

Japan Earthquake and Pacific Tsunami
Your gift to the American Red Cross will support our disaster relief efforts to help those affected by the earthquake in Japan and tsunami throughout the Pacific. On those rare occasions when donations exceed merican Red Cross expenses for a specific disaster, contributions are used to prepare for and serve victims of other disasters.

 

日本赤十字

 

東日本大震災の被災者に対して集まった義援金を被災都道県に配分するため、「義援金配分割合決定委員会」が設置され、この委員会で、被災状況に応じて、それぞれの被災都道県への義援金の配分割合が審議され、決定された由。具体的には「住宅全壊・全焼・流失、死亡、行方不明者は35万円」、「住宅半焼、半壊は18万円」、「原発避難指示・屋内退避指示圏域の世帯は35万円」を基準として、これに対象世帯・対象者数を乗じた額を各被災都道県に配分することになり、413日から、被災県に義援金を送金しているそうです。2000円以上義援金を寄付すると、日本での税金控除になります。詳細については下記のサイトをご覧ください。

http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html


JAPAN SOCIETY NY

 

この団体はチェックポイントの1から4までを全て満たしている唯一の団体です。これまで10ミリオンダラーの募金額を集め、募金は実際に現場で支援活動を行っているNPOに送られています。詳細は下記のサイトをご覧ください。尚、JAPAN SOCIETYへの募金は米国での税金控除となります

http://www.japansociety.org/earthquake

 

あしなが育英会

 

大震災で親を亡くした子供達の正確な数はわかっておりません。両親はともかく、片親を亡くした子供達の数は数え切れないそうです。被災者の方々の中でも、一番弱い立場の子供達のケアをあしなが育英会は、今後とも長期的な形で取り組んでいくそうです。元々は交通遺児を救おうと立ち上がった団体ですが、東日本大震災で親を亡くした子供達の為に、活動をしています。特別一時金として未就学児・小中学生へ50万円、高校生80万円、大学生100万円給付決定となった由。絶対に応援し続けて行きたい団体です。個人的に寄付させて頂きましたが、米国のクレジットカードで、住所や〒・ジップコードは、日本の妹のを使って大丈夫で,支払いも大丈夫でした。日本円での募金額となります。詳細は下記のサイトをご覧下さい。

 

http://www.ashinaga.org/higashi_nihon/

 

キーライム通信は陸前高田市の広田小学校避難所にいらっしゃる村上さんの交信レポートを掲載させて頂いておりますが、広田小・中学校が募金受付の口座を開設しました。今後はこの広田小・中学校の口座へ集まった支援金を送金したいと思っております。子供達の為に直接役に立つことができるパイプを作ってくださった紺野うららさん、村上さん、有難うございました。

それぞれの被災都道府県でも、銀行口座を開設し、支援金を直接振り込むことができるようになりました。

宮城県

http://www.pref.miyagi.jp/kihu.htm

 

福島県

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=AE31F205905BEA09F66DE916075B3D0B?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23642

 

茨城県

 

http://www.pref.ibaraki.jp/important2/20110311eq/20110318_13/

 

青森県

 

http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/care/gienkin_kifukin.html

 

千葉県

http://www.pref.chiba.lg.jp/bousai/20110318gien.html

 

Googleによる募金情報まとめ

 

http://sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin

 

 

 

 

 

 

 

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