先月号に引き続き、陸前高田市で避難生活を営んでおられる村上さんからのお便りを、
お届けします。
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XX 様 、
今日は、陸前高田市の情報が載っているホームページを伝えいたします。
陸前高田市臨時HP :http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/
陸前高田市大船渡の情報誌「東海新報」:http://www.tohkaishimpo.com/
岩手県情報誌「岩手日報」: http://www.iwate-np.co.jp/
陸前高田市の災害後の航空写真(Google避難所情報): http://shelter-info.appspot.com/maps
グーグルの避難所情報で、「陸前高田市立広田小学校」で検索すると、災害後の
航空写真がみれます。
避難所の風景等の写真を、サイズが大きいので、複数メールに分けて送信いたします。
私の息子が通学していた高田高等学校(3枚)。 本校と広田校舎共に津波のため使用
できなくなりました。 そのため、大船渡東高校萱中校舎を、高田高校仮校舎として使う
ことになりました。





救援物資の配布風景

4月29日の夕食

4月30日の朝食

1回の食事の用意に使う水のポリタンクの数々
5月01日
高田市立広田小学校避難所内大野地区
村上善彦
高田市立広田小学校避難所内大野地区
村上善彦
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XX 様
今日の避難所の様子です。
今日は、岩手県立高田高等学校の始業式が一か月遅れで行われました。
(岩手県で一番遅い始業式です)
生徒の犠牲者は、死者18名、行方不明者4名です。
仮校舎までは、スクールバスが運行されています。
私のリュウマチ薬を頂くため、広田小学校内にある広田病院診療所に行きました。
11時10分に行き診察が終わったのが午後2時でした。 (連休で薬を求める人が
多かったです。) 待ち時間の間は、日本赤十字社のメンバーがお茶を出したり、
話し相手をしていました。 心のケアを目的に、昨日より、広田小学校避難所を
診ているそうです。 さすがプロで、聞き上手、話し上手でした、会話していると、
気持ちが楽になりました。 やはり、誰かに聞いてもらいたい、話したい、と
思うのでしょうね。
こうしてXXX様にメールを書いていると、落ち着きますね。

本日より5日まで、広田小学校で、東北福祉大学の女子バレボール部の方々が、
マッサージや掃除などのボランティアをしに来ました。 私たちの教室にも来て、
マッサージをしてくださいました。 私も、腰や肩が痛かったので、マッサージを
してもらいました。
女子バレー部の方々の笑顔は、とても暖かいものでした。
5月4日は、東京のほうからバーベキューが予定されています。
5月2日
広田小学校避難所
村上善彦

5月2日の夕食
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XX 様
今日の避難所の様子です。
まずは昨日のメール訂正から。。。 岩手県立高田高等学校の犠牲者数が間違って
いました。 生徒6人死亡で教師1人を含む16人が行方不明です。 すみません。
岩手県全体で児童生徒計49人が死亡し、51人が行方不明だそうです。
(5月3日毎日新聞岩手版)
今日は朝から広田小学校避難所は賑やかです。

NHKの生中継全国放送から始まり、当初から広田小学校で支援活動をして
いただいてるチーム福井(福井県からの支援チーム)が、ひとときのお楽しみ
復興支援プロジェクトをしています。 (子供達のために、ヨーヨー釣り、
スーパーボールすくい、ポップコーン、綿菓子、輪投げ、等)

文房具の支給に来たJCIの方々(商工会議所の方々)がいらしてます。
「きっず ふぇすたin 陸前高田」で、忍者の格好をした ボランティア軍団が
子供たちの相手をしてくれました。
今日、1日は、お祭りのよう。 子供たちの歓声が賑やかで天候にも恵まれ、
良き1日でした。
日赤のメンバーも、今日は、マッサージを行っています。 (明日、戻られるそうです)
移動自動車でコーヒーショップに来てくれた人もいます。(広田には5回目です。
特定非営利活動法人トータルケアセンターの方々で、静岡県浜松市からいらした
そうです。)


5月3日
陸前高田市立広田小学校避難所
村上善彦
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ページ担当: フィカラかこ