2022年12月 表紙

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12月になり、タンパベイもクリスマスらしく華やかな雰囲気になりました。アメリカでは、何カ月も前からクリスマスライトやデコレーションの準備を始め、感謝祭の夜からライトアップするお家も多いのです。セント ピーターズバーグには、48年間も毎年クリスマスハウスを続けている有名なお宅があります。「THE OAKDALE CHRISTMAS HOUSE2719 Oakdale Street S.」です。

実際にお家ツアーもできます。私も20年以上前に行った事があるのですが、その時は、ボランティアの人達がパーキングの整理などで働いてました。コミニュティも一緒になって、このクリスマスイベントを支えている事に感心した事を覚えております。皆さんのご近所にもクリスマスライトで輝くお家があると思います。12月ちょっとドライブしてみるのも楽しいかもしれません。ちなみにパームハーバーの私のお家の近所にある「INDIAN TRAILS」というサブディビジョンは、毎年、数多くのお家が大掛かりな電飾やデコレーションに力を入れます。クリスマスライトのお家が連なって迫力あります。12月は、ゆっくりとドライブしながら楽しむ人達で賑わいますし、仕掛けが凝ってるお家の前では車を暫く止めて見物する人達もいたりと、夜はかなり渋滞します。きっと準備も大変でしょうし、ご近所の協力や理解が無いと実現できない事だと思います。なるべく長く楽しく続けて欲しいです。

 

これは近年の日本の話ですが、お寺の住職の高齢化もありますが、一部の人達の苦情が原因で、除夜の鐘を中止したり、時間を早めて行うお寺が増えてる事を知りました。皆様もご存知の様に鐘は108回撞かれます。数時間の事ですが、「夜遅くにうるさい」というクレームがあるそうです。時代の流れなのでしょうか?なんだか少し寂しい話です。除夜の鐘は、室町時代には禅寺で欠かせない行事になってたそうです。一般的になったのは、1927年の大晦日に東京・上野の寛永寺の除夜の鐘を生中継したラジオ番組がきっかけだそうです。どこの国も行事や伝統を長く続けるには近隣の方々の協力や理解が必要ですし、コミニュティーの調和が大切なのだと思います。

 

さて、今年もあっという間に過ぎ去ろうとしています。私は、ほぼ毎年、年末になると同じ様な事を言ってる気がします。「体感する時間は年齢を重ねるほどに短く感じる」とも云われます。でも、今年を1月から振り返って記憶を辿ると、今年の前半頃にあった事が大分前にあった事の様に感じたりします。大切な思い出を振り返りお世話になった方々に感謝しながら大晦日を迎えたいと思います。どうぞ皆様も良いお年をお迎え下さいませ。今年もキーライム通信を支えて下さってありがとうございました。

シーハン三樹

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