とても長い間、再建が議論されてきたセントピートピアは、
セント・ピーターズバーグのダウンタウンから、
タンパ湾に延びるランドマーク的な遊覧船桟橋です。
セント・ピーターズバーグのダウンタウンから、
タンパ湾に延びるランドマーク的な遊覧船桟橋です。
一番初めのピアは1889年に建てられた鉄道桟橋と共に建設。
その後1900年初頭に何度も姿を変え、1921年のタンパベイ・ハリケーンの余波で破壊したのち、
カジノが入ったミリオンダラー・ピアが地中海リバイバル建築様式でグランドオープン。
約45年後に取り壊されてウォーターフロント・パークが建設されたものの、そのまま手付かずの状態が数年続いた後、1973年に5階建ての逆ピラミッド型の桟橋が完成。
その後、2004年にこの逆ピラミッド構造は維持費がかかりすぎると判断され数々の建築事務所がデザインを提出する国際デザインコンペが開催される中、2013年5月31日に公式に閉鎖しました。
その後も、度重なる予算策定、デザイン改定、建設計画の議論が行われ、とうとう3年間の工事を経て、2020年の夏、26エーカーの新しいピア地区が一般に公開されたのです！
東京ドーム２個分以上のサイズですよ！
今では、老若男女を問わず、チェアや芝生上で飲みながらリラックスするもよし、徒歩、自転車、スクーター、スパビーチ、カヤックのレンタルなどで汗をかくもよし、３つあるレストランで食事をするもよし。
昼夜問わず、ピア地区にはポップアップ・ミュージシャンやパフォーマーが点在しており、セント・ピーターズバーグ歴史博物館の正面にあるマーケットプレイスでもベンダーがテントでアート作品、
ポップコーン、Tシャツ、風刺画など、あらゆるものを販売しています。
真夏日が来る前に、一度お出かけしてみてはいかがでしょうか。
ページ担当： キルゴ亜矢