コロナコロナでお腹いっぱいの感がする今日この頃ですが、コロナであろうが何であろうが、病気に対しては免疫力を高めるに越したことはなく、それにはやっぱり普段の食生活に気を付けることが大切です。「食生活に気を付ける」と言っただけでは雲をつかむような話なのですが、日本特有の食べ物で効能がいっぱいのもの・・・の一つが「納豆」。
納豆に含まれる納豆菌は、「プロバイオティクス」と呼ばれる体に良い働きをする菌の一種。納豆菌自体が、整腸作用や免疫力回復に効果を発揮すると言われています。さらに、原材料である大豆が納豆菌により発酵されることで、さまざまな健康成分を生み出します。たとえば、カルシウムの吸収促進作用のあるポリグルタミン酸(PGA)、骨粗鬆症予防や骨代謝と関連深いビタミンK、血栓症抑制効果のあるナットウキナーゼなどが挙げられます。
とにかくあれこれ効能がいっぱい出てくる日本の食卓の定番アイテムの一つで、旅館の朝ごはんのように、朝ごはんに納豆、という印象がありますね。腸内サイクルを整えるために朝に納豆!という説もありますが、実は「夜」食べる方がパワーアップするようです。
毎日1パック、朝食べていた納豆を夜にシフトチェンジすることによって血液サラサラで健康にも美容にも効果が倍増します。納豆にはナットウキナーゼという成分が含まれています。これは血液をサラサラにしてくれる優秀な成分ですが、食べてからすぐに効果がある訳ではなく、10~12時間働き続けてくれます。夜寝ている間は、水分を一切取らないので血液がドロドロになりやすい時間帯です。夜の7時~8時までに納豆を食べれば朝まで血液がドロドロになることなく、血栓が一番出来やすい時間帯のリスクを減らす事が可能となるわけです。そして、人間が眠りについて2~3時間、納豆のアルギニン成分が成長ホルモンの分泌を促して肌が活性され、カリウムがむくみを解消しビタミンB2が細胞の再生を促してくれるという美肌にも効果があるので、朝食べるよりも、夜に食べた方がお肌のゴールデンタイムとも重なり効果がよりアップされます。ただ、沢山食べればいいというものでもなく、納豆の推奨される量は、1日50グラム程度。血栓症を患っている人が服用する
ワーファリンという薬は、作用が弱まる可能性があるので、納豆を過剰摂取しないように気をつけましょう。