前回日本へ里帰りした際に、初めて実家という拠点を持たずにあちこちを転々と移動する旅を経験しました。そこで気がついたのは日本では大きな荷物を持っての移動が非常に難しいということ(置く場所がなかったり、他の人の邪魔になったり)。以前から成田~実家間は宅急便を利用してスーツケースを送っていましたが、今回はそれ以外にも色々な形で利用したのでご紹介します。
日本ではクロネコヤマト、佐川急便、ゆうパック(ゆうパックは郵便局のサービスですが実際には宅急便と肩を並べている感じです)の3種類が広く利用されています。
とにかく宅急便のサービスは速い上に時間指定もかなり細かくできる場合が多いです。値段も殆どの場合2000円以内に収まるのでお手頃ですし、自分で移動するより格段に楽です。ご存じにように日本の公共の乗り物には殆どの場合大きい荷物を置けるようなスペースがありません。(ちなみに新幹線でも非常に限られたスペースです)
多くの宿泊施設ではそこ宛に荷物を送っておいてもきちんと保管しておいてくれます。前もって確認を取っておくとますます安心です。私は送る時の送り状の備考欄に「何月何日チェックイン」と書いておきました。
さらに殆どの宿泊施設ではそこから宅急便を送ることができます。箱なども購入することができ、テープなども貸してくれます。もちろんスーツケースをそのまま送ることもできますし、雨が降っていたりするときちんとビニール袋までかけてくれます。
ここまで至れり尽くせりなので、ホテル間は大型スーツケースのような大きな荷物は宅急便で送りながら移動しました。(空港リムジンが直接ホテルまで行く場合はしません。) 例えば、東京から大阪に移動する場合、夕方の集荷時までに東京のホテルのフロントに荷物の発送を頼んでおくと、翌日の午前中には大阪の宿泊先ホテルに到着します。距離がある場合は翌々日になる場合もありますが、よっぽどの悪天候などに見舞われない限りは、予定通り到着します。大きな荷物は送ってしまっているので実際に持って移動するのは小さめのキャリーくらいなので公共交通機関でも楽に移動できます。
ホテルなどに宿泊しない場合でも、日本の場合、ほとんどのコンビニや、宅急便営業所から発送できますし、もちろん個人宅への集荷サービスもあります。受け取りに関しても営業所止置きサービスというのもあり(私は使ったことないですが)営業所止めでそこへ取りに行くこともできます。(http://www.kuronekoyamato.co.jp/services/tomeoki.html)
里帰り時の楽しみの一つには日本での買い物が三本指に入る方も多いかと思います。しかし、アメリカで車社会に慣れている私たちは調子に乗って買ったはいいけれど、大量の買ったものを持ってはこれからの予定の支障になったりと、行動もままならなくなったりということもありえます。そんな時にも宅急便が役に立ちます!近くのコンビニや営業所に持ち込んで自分のホテル(または拠点にしている住所)や転送会社に送ってしまえば、また身軽になります。直接アメリカに送れるサービスもあります。(まだ使ったことはありませんが) 最近は外国人観光客が増えていることもあって、大型店の中や近くには宅配サービスカウンターがあるところも珍しくありませんでした。
ちなみに東京スカイツリーのショッピングセンター「ソラマチ」の一階には佐川急便の宅配&荷物一時預かり所があり、とても便利でした。数年前に「性格、ルックス全て良すぎ~♥」というのでマスコミでも取り上げられた佐川急便のドライバーさんのグッズや写真集まで売ってました。笑
色々なサービスの詳細は各社のHPでご確認ください。
クロネコヤマト
http://www.kuronekoyamato.co.jp/takkyubin/takkyu.html
佐川急便
http://www.sagawa-exp.co.jp/service/takuhai/
ゆうパック
http://www.post.japanpost.jp/service/you_pack/
(ページ担当:山崎由紀子)