メールやネットでの検索がより簡単にできるようになってきた昨今、気づけば個人情報が流出し、銀行口座からお金が引き落とされていて、友人たちに一斉に意味のわからない不審なメールを送信されていた、なんてことももはやあまり珍しいことではなくなりました。
「ある会社からこんなスパムメール(迷惑メール)がきたので、怪しいと思ってその会社に苦情を言ったら、うちではどうにもできないが調査させてもらうと言われた!」または「メールにのっていたリンクを開いたら、個人情報を入力しないとケーブルテレビが解約になるとのことで急いで入力したら、変な引き落としが行われたのでカスタマーセンターに連絡した」など、その会社を装ってメールを送りつけ、恐怖心を煽ることで個人情報を盗むという手口が横行しています。
残念ながら、メールを利用したり、ネットで買い物をする限り、このリスクは避けて通れない道。。。といっても過言ではないかもしれません。ですが、スパムのフィルターを強化したり、アンチウィルスソフトを駆使することでウィルス感染や情報流出のリスクを下げることはもちろん可能なのです。事前に迷惑メールをブロックすることがまず第一。そして、それでもなお届くものに対して、しかるべき考え方で対処すれば良いのです。
私たちに迷惑メールが届くのは、ショッピングサイトやプロバイダなどが個人情報を漏えいした場合に限りません。現実社会に名簿業者がいるように、インターネットの世界にもアドレス収集者が存在し、あらゆる手段で情報を集めています。そしてアドレス収集者が迷惑メール送信者にリストを渡し、私たちへ迷惑メールが届くという流れになっています。
ほとんどの迷惑メールの場合、わたしたちに責任はありません。大切なのは、来てしまうことを前提として冷静に対応することです。誰にでもできるシンプルな迷惑メール対策を行うことが大事です。
まずインターネットのプロバイダーのフィルタ機能を確認。なかなかきちんとしたフィルタを備えています!
その次に自分のコンピュータの既存のアップデートをまめに行ってください。マイクロソフトは常に脆弱性(ぜいじゃく)に備え、アップデートを要求してきますが、面倒くさがらずに行いましょう!Apple製品のOSやiOS
もアップデートもすぐしていただきたい!!(笑)
お気に入りのアンチウィルスソフトがあるとなおよしですね。
わたしがApple社に勤めていた時、Apple から「パスワード変えたので確認してください」「Apple IDを停止したので、パスワードを変更してくれ」とメールがきたという問い合わせがたくさんあった時期がありました。まさにApple
が送りつけたような、そっくりな雛形のため、メールを受けた方たちはあっさり信じてしまうことも。
まず、それらの迷惑メールを開いてしまった場合、リンクは絶対に開いてはいけません。
クリックしないように注意しながら、メールに含まれたリンク上にマウスを動かします。すると、ポップアップにリンクの実際の
URL が表示されます。たとえば、下記のようになります。
表示されたリンクと実際のリンクが一致していないことが一目瞭然です。このような場合はフィッシング詐欺メールと判断してください。
怪しいメールのポイント
① ID・パスワードなどの個人情報の入力を要求するメール
② 「すぐにアクセスしてください」とあせらせるメール
③ 「ウイルスに感染しています」と脅迫するメール”
④ 「稼ぐコツ 懸賞当選」という”もうけ話”のメール”
⑤ 知らない異性からの”甘い”メール”
「友人からのメールだ!」 「あー**銀行からのメールだ」と安易に考えて、メールの添付ファイルを実行したり、メールの中のURLをクリックしないようにしてください。
とーっても便利なインターネットです。安全対策も忘れずに、快適なネットライフを送りましょう!