2021年12月号 表紙

昨年の春に始まって、
年末には収束するだろうとタカをくくっていたパンデミックは、
デルタ新株の出現などで、
現在でも様々な緊急措置が続いている状況です。
そんな中で、今年もあと数週間を残すところとなりました。

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2021年をかえりみて、特に日本にとって、
スポットライトが当たったイベントのトップは、
一年遅延した東京オリンピックだったと思います。

開催期間中、テレビが観れない環境に居た主人と私のために、
開会・閉会式を録画しておいてくれた友達の家で、
最近、録画中継を観たのですが、
5時間強にわたるビデオの中で一番心に響いたのは、開会式で
元レスリング金メダリストの吉田沙保里さん・野村忠宏さんから聖火を引き継いだ、
長嶋茂雄さん・王貞治さん・松井秀喜さんという
国民栄誉賞に輝くプロ野球界レジェンドの三人のお姿。
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2004年に脳梗塞で倒れて2018年に胆石症を患った長嶋氏のシャツの後ろを、
しっかりと握って、一歩一歩ゆっくりと前に進む松井さんは、
ご自分のエネルギーの全てを、
長嶋氏を支える右手に集中させているのがヒシヒシと感じられて、
いつの間にかにじみだした涙で、画面がボケているのに気づきました。

1992年11月のプロ野球ドラフト会議で
数球団から一位指名を受けたのに「阪神に行きたい!」と希望した松井選手に、
直接電話連絡して巨人入団を勧誘したという長嶋監督との長い・深いご縁。

その10年後にヤンキーズに入団して
Godzilla Matsuiの愛称で、
同チーム史上初のアジア人打者として7シーズン活躍中、
2009年のワールドシリーズで
日本人選手初のMVPに指名された松井さんが、
春トレでタンパ滞在中、
その当時まだお店のあったKOBAさんレストランでお食事しておられた彼に遭遇して、
おねだりして一緒に写真を撮らせていただいた時も優しかった松井さん…。

色々とデイドリームしながら、
クリスマスシーズンに向けて、
背中を押される思いで色々と準備をしていますが、
2022年はいったいどんな一年になるのでしょうか? 

「良いお年を!」という新年の挨拶を、
簡単に口にして良いものかどうか。。。

複雑な気持ちで年末年始を迎えます。

どうぞ皆さん、ご自愛の上で、
健やかで和やかなYearendをお迎えください!

フィカラかこ 記

参考サイト:https://ja.wikipedia.org/wiki/松井秀喜

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