塩の話 – パート4
9月号に引き続き
塩についてのレポートです。
摂取不足
現在では、塩分の過剰摂取を恐れて、
塩分を控える人が多くなったため、
極端な塩分の制限により、
食中毒の頻発や塩分の不足が起きています。

大量の発汗で
水分と共に塩分が流れ出てしまった場合など
昏睡状態となって病院に運ばれる者や
死亡する方も出ています。
またそれほどの塩分の不足でなくても、
炎天下の運動の際等、
汗をかいた際には
水分だけでなく塩分も排出されるため、
それにも拘らず
水分だけを補給すると
血中のイオン濃度が低くなります。
体は血中のイオン濃度を一定範囲に保とうと
さらに汗をかいたり排尿しようとしたりするため、
さらに水分不足となり
熱中症や痙攣の遠因ともなります。

そのため、高温環境下でスポーツや仕事をする場合は、
きちんと塩分補給する必要があります。
(塩分入りドリンク、経口補水液、塩飴、梅干し等がお勧め)

以前はよく、
「塩は高血圧の原因」といわれてきました。
しかし近年では
塩の摂取と血圧の上昇は、
必ずしも結びついていないことが
明らかになってきています。
このことは専門的には
「食塩感受性」「非感受性」
という言葉で表現されます。

塩の摂取量によって
血圧の上下動が見られる人が「食塩感受性」、
これに対して塩の摂取と血圧に関係の見られない人を、
食塩に対して「非感受性」というのです。
高血圧対策として減塩が効果的であるのは、
全体の4割程度といわれる
「食塩感受性」タイプの人のみ、
ということになります。
それ以外の場合は、
効果が期待できないばかりか、
減塩による健康への悪影響もありえますので
注意が必要です。
極端な減塩やその逆に走るのではなく、
正しい情報に基いて
適切な分量を心がけることが必要です。
安全な塩を選びたいですね。
そこで、塩選びのポイントをご紹介します。

自然塩は本当に健康に良い?
高血圧との意外な関係
高血圧は、
心筋梗塞や脳卒中などの
重大な疾患のリスクを高める
要因として知られています。
その予防と管理において、
食塩の摂取量が重要な役割を果たすことは
広く認識されています。
しかし、近年、
自然塩(天然塩)と高血圧の関係について
関心が高まっています。
自然塩は、精製塩と異なり、
ミネラルを多く含むとされていますが、
その健康影響については
議論が続いています。

減塩は、高血圧の予防と管理において
重要な戦略とされています。
食塩摂取量を1日あたり3gm減らすことで、
心筋梗塞や脳卒中の発生率が
大幅に低下する可能性があると試算されています。
これは、食塩の摂取量と
循環器疾患のリスクとの間に
強い関連があることを示しています。
自然塩は、精製塩に比べて
ミネラルを多く含むとされていますが、
ナトリウム含有量に大きな違いはありません。
そのため、自然塩であっても
過剰な摂取は
血圧上昇のリスクを高める可能性があるのです。

また、自然塩に含まれる
ミネラルの健康効果については、
科学的なエビデンスが十分ではなく、
過度な期待は禁物です。
自然塩と高血圧の関係については、
現在のところ明確な結論は得られていません。
しかし、食塩全般の過剰摂取が
血圧上昇や循環器疾患のリスクを高めることは
確立された事実です。
従って、自然塩であっても
適切な摂取量を守ることが重要です。
日常生活においては、
食塩の使用量を意識し、
減塩に努めることが健康維持につながります。

あとがき
塩について調べれば調べるほど奥が深く、
短時間で簡単に参考サイトからの情報をまとめるのは至難の技でした。
減塩し過ぎは却って健康を損なう事もありますが、
ミネラルに富む良い塩であっても
ナトリウムの含有量はほぼ同じですので、
過度な摂取はやはり健康を損ないますし、
持病のある方は医師と相談しながら
そのバランスを保つことが大切に思えます。
この点においては、
サイトによっては矛盾する見解もあり、
科学者でも専門家でもない素人のレポートですので、
あくまで参考にして頂き、
実際に塩を購入する際に含有物などを詳細にチェックし、
慎重に選択する際の情報の一部になれば幸いです。
参考サイト
https://www.nihonkaisui.co.jp
https://okazaki-yuai-clinic.com/chronic-car
https://www.shiojigyo.com/siohyakka
ページ担当:ハインズのり子
