第二回・東北支援チャリティーコンサート

昨年3月11日の東日本大震災が勃発したあと、タンパベイ在住で福島生まれの女の子の「ママ、綿塩何か出来る事をして東北支援をしたい!」という鶴の一声がきっかけとなって、なんと、震災からほんの16日後の3月27日に、クリアウォーター市に在るピアノのショールーム The Music Gallery を会場に(ギャラリーのご厚意で無料で使用)して開催された東北支援チャリティーコンサートの第二回目が、大震災から一年経った3月11日(日)に、同じく The Music Gallery で、今回もギャラリーのご厚意で無料で拝借して開催されました。

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前回に引き続き、企画者から始まって、会場のあらゆる係りや会の準備・進行係など、すべての面に渡って皆ボランティアから成り、皆さんそれぞれおご自分の生活で忙しい中、そんな気配は微塵も見せないスムーズな事の運びで、当日は雲一つ無い初夏のような好天気の中、午後四時から一部が始まりました。
第一部(中学生以下)の一番目は、ちびっ子による童謡合唱。 キレイなお洋服を着た10数名の子供達が舞台裏からイソイソと登場してステージ前に一列に並び、日本語の歌三曲を、振り付け入りで上手に歌ってくれました。 あまりの可愛いさに開いた口が塞がらないまま鑑賞しつつ、「これだけ上手に出来るまで、どこでいつどれほどの練習をしたんだろう?!」と、それぞれの親御さんたちの影のご尽力にも、心の中で拍手をしました。
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このあと次々と、ピアノあり、バイオリンあり、トロンボーンあり、歌唱あり、と、盛りだくさんなプログラム。
{Williams IB Middle School 8年生による弦楽四重奏)

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(ゲスト演奏者の Jennifer Dietrichさん)

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(ご夫婦で登場のチャーリーさんとケリーさん。
Charlie Hunt さんは、ミュージックギャラリーのオーナー)

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楽しく聴いているうちに、アッという間に一時間半が過ぎて、30分の中休み。
リサイタルホールの外にズラリと並ぶ見事なピアノの数々の間のスペースで、ところ狭しと肩をすり合わせながら、立ったままで参加の皆さん同士の楽しいお喋り。 そして、入り口付記にセットアップされた数台のテーブルの上で展示販売される東北支援クラフトや三種類のチーズケーキ(Yum!)は、テーブル周囲に人だかりが出来るほどの人気で、チーズケーキは見る間に完売。 (なお、チーズケーキの詳細データは、今月号「お店発見」をご参照ください。)
(東北支援クラフトの販売テーブル)

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東北支援クラフト(折鶴イヤリング、卵オーナメント、ブレスレット)も飛ぶように売れ、たった数時間の間に835ドルの売り上げとなり、寄付金を合わせて合計4.495ドルの義援金が集まりました。(全額、下記基金口座に送付。)
中休みの間に会場で流したYouTube動画は、ギャラリーのチャーリーさんと、Robert Volpeさんのご厚意・ご援助なしには実現しませんでした。
第二部(中学生以上)には、全世界を舞台に活躍中のナディアちゃんの演奏もあり、会の最後はキーライムコーラスによる合唱で、『上を向いて歩こう』を会場の方々と大合唱して幕を閉じました。
(世界に羽ばたく天才ピアニスト・ナディアちゃん)

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(ゲスト演奏者のJoseph Schwartz氏)

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(子供達も加わったキーライムコーラス)

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地元プロサッカーチーム、Tampa Bay Rowdies で活躍中の山田選手&フレンズ、吉武選手&ご一家、そして、WWEのSuperstarとして『天下布武』旋風を巻き起こしている山本Yoshitatsuさん&ご一家も会場にかけつけて下さり、タンパベイの日本人グループをあげての東北支援イベントとなりました。

The Music Gallery を始めとするスポンサーや協賛者の皆さん、支援販売物を寄付して下さった方々、そして、全力投球で頑張って下さったボランティアの皆さん、おつかれさまでした! 
ありがとうございます!
(コンサート後、出演した子供達にサンキューカードを持ってもらって記念撮影)

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フィカラかこ 記
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