2019年3月特集1:鼻うがい(鼻洗浄)のやり方

鼻をスッキリさせる「鼻うがい」(鼻洗浄)をご存知ですか?
鼻うがいは喉うがいでは洗えない「上咽頭」を洗い流すことができ、
鼻粘膜に付着したホコリ、雑菌、病原菌ウイルスなどの
異物が溜まった鼻水を洗い流せるため、花粉症やハウスダスト対策、
副鼻腔炎症、風邪防止、いびき改善、口臭予防などに効果的といわれています。

鼻うがい.jpg
鼻に水を自ら入れるなんて、
水泳の時間、間違って鼻から水を吸ってしまった時の
ツーンとした痛みを思い出して、
敬遠される方が多いと思います。
ネティポットといって、ハクション大魔王が出てくる壺のようなポットに、
「生理食塩水」を入れて、鼻の中を洗浄するのですが、
この「生理食塩水」という人間の退役とほぼ等張となる
食塩水の濃度のお水を使うことが、大事な鍵となります。
「生理食塩水」 (Saline Water または Solution) をどうやって調達するのか?
鼻うがいのパウダー状の洗浄剤が購入可能ですが、
ご自分で作っていただくことも可能です。

200ccのお水に対し、小さじ1の食塩を投入して
溶けるまで混ぜてください。
お水の温度は人肌くらいが適温で、
食塩はすぐに溶けていきますが、
お水が多すぎたり、食塩が溶けきっていなかったりすと、
注入時に軽く痛みを感じることがあるのでお気をつけください。

Neti Pot.jpgそれでは、生理食塩水をネティポットに入れ、洗面台に向いましょう。

お風呂に入った後、シャワーを浴びた後は
蒸気で鼻腔も洗浄しやすくなっているので、
初めての方はシャワーをしながらやってみるのも
いいかもしれないですね。

1) 前傾姿勢になり、ネティポットを
詰まっていない方の鼻の穴に差し込む。

2) 差し込んだ穴が上にくるように、
ネティポットと共に顔を傾けて生理食塩水を注入していきます。
すると、もう片方の穴から食塩水が出てきます。

3) この際に絶対してはいけないのは鼻呼吸!
うっかり鼻呼吸をしてしまうと激痛が走ります。
鼻うがい中は常時口を開け、口で呼吸をしましょう。
少々ムズムズするので、吸わないが、かんでみよかと
鼻をかみたい衝動に駆られますが、
食塩水が鼻に残っている状態で勢いよく鼻をかんでしまうと、
中耳炎になってしまうことがあるので、
鼻から食塩水が出きってから、軽くかんでみましょう。
ビックリするようなもので出てきます。

4) 片方の穴が終わったら、顔を逆に傾け、
ネティポットをもう片方の鼻の穴に差し込み、
同じように洗浄してください。
鼻づまりのひどい時は、穴が塞がれてしまっているため、
口に流れこむことがあります。
その時には、食塩水を流し終わった後、
軽く鼻を吸うことで、詰まっていたものが、
食塩水と共に口に流れ込みますので、口から排出してください。
私は、ネティポットのちょっと進化型のポットを使っています。
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Bottle.JPG
ポットの底の部分に弁がついており、
この弁を押すことで食塩水が出てくる仕組みになっていて、
途中で止めたり始めたりの作業が簡単にできます。
洗浄剤もキシリトールが入ったパウダーを使用していますので
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通常の洗浄剤に比べて、鼻うがい後、爽快感が増して気に入ってます。
Rince.JPG
元々体調を壊しにくい体質ですが、
この度、主人が風邪をひいてしまい、
主人からの風邪はさすがに逃れられないと諦めていましたが、
毎日の鼻うがいのおかげか、
喉のエヘン虫にくすぐられた程度で終わりました。

やる前は、なかなか抵抗がありますが、
一度やってみると病みつきになり、
鼻が詰まっている状態が気持ち悪いと思うほどになりました。

大げさじゃないかと思われる方、
ぜひ騙されたと思って、一度お試しください!

投稿: 土井麻理江特派員
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