一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、とはよく言ったものです。ホリデー気分も抜けないまま、2月に突入です。クリスマスの飾りをやっとはずしたというお宅も多いのではないでしょうか?
10月のハロウィーンから入って、11月の収穫感謝祭、12月のクリスマス、大晦日、お正月と、年末にイベントが出尽くした感がありますが、なかなかそうはいきません!一月に一呼吸置きまして、2月は日本人には節分。それからバレンタインデーがありますね。
2019年の節分は2月3日。文字通り、季節を分ける日であって、春夏秋冬それぞれの始まりの日は4回あります。旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分(2月3日頃)は、大晦日に相当する大事な日でした。そこで、立春の前日の節分が重要視され、節分といえばこの日をさすようになりました。昔は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられており、さまざまな邪気祓い行事が行われてきました。おなじみの豆まきも、新年を迎えるための邪気祓い行事です。節分の食べ物と言えば恵方巻(えほうまき)。その年の恵方に向かって無言で食べると縁起がいいとされる巻き寿司です。この「恵方巻」という名前、調べてみると面白いことを発見!この名称、1989年にセブンイレブンが「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と聴いて仕掛けたことで1998年から全国へ広がり、2000年代以降に急速に広まったそうです。なんと、それ以前に「恵方巻」と呼ばれていたという文献類は見つかっていないそうです。恵方巻って何百年の歴史がある名前かと思っていたので、驚きです。コンビニのマーケティング恐るべし!筆者は、今年こそ頑張ってなんちゃって恵方巻を作ってみようかと考えていますが、どうなりますか。